エーアイ、第1四半期決算は営業利益25%減の300万円…10周年記念ライブ開催費用や外注費の増加、フュートレックとの合併準備で

エーアイ<4388>は、8月6日、2025年3月期 第1四半期の決算を発表し、売上高2億1700万円(前年同期比42.3%増)、営業利益300万円(同24.5%減)、経常利益300万円(同27.8%減)、最終利益400万円(同38.3%増)だった。

・売上高:2億1700万円(同42.3%増)
・営業利益:300万円(同24.5%減)
・経常利益:300万円(同27.8%減)
・最終利益:400万円(同38.3%増)

同社を取り巻く環境においては、自社IPである琴葉茜・葵の10周年記念ライブの開催や、A.I.VOICE2製品のラインナップ拡充によるコンシューマー事業分野と法人向けのロイヤリティが堅調に推移したことに加え、2023年9月1日付で吸収合併したコエステのクラウドサービス「コエステーション」の売上と受託案件が寄与し、売上高については概ね期初計画通り進捗し、前第1四半期累計を大きく上回る結果となった。

一方で、10周年記念ライブ開催費用の発生および受託案件の増加による外注費の増加に加えて、フュートレックとの2024年10月1日を効力発生予定日とし同社を吸収合併存続会社とする吸収合併契約を締結し、新たなコーポレートロゴ及びミッション・ビジョン・バリューの策定をはじめ、合併に向けた各プロジェクトを進めた結果、合併関連費用の発生により、利益面は概ね前期並みの結果となった。

なお、同社は音声合成事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしていないが、特性に応じた3つの区分別の売上高については、法人向け製品億9800万円(前年同期比49.2%増)、法人向けサービス億5600万円(同19.4%増)、コンシューマー向け製品億6300万円(同57.6%増)となった。

続く2025年3月通期の見通しは未定。2024年10月1日付でフュートレックの同社への吸収合併を行うため。合併の影響を現時点で正確に算定することが困難であるとのこと。

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