ハピネット、第1四半期決算は営業益50%増の32億円と大幅増益…ゲームと映像音楽低調も「ポケカ」「ワンピカード」好調、カプセル玩具急成長

ハピネット<7552>は、8月8日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高825億3800万円(前年同期比0.1%増)、営業利益32億7800万円(同50.3%増)、経常利益34億7400万円(同48.6%増)、最終利益23億8800万円(同63.6%増)だった。

・売上高:825億3800万円(同0.1%増)
・営業利益:32億7800万円(同50.3%増)
・経常利益:34億7400万円(同48.6%増)
・最終利益:23億8800万円(同63.6%増)

映像音楽事業やビデオゲーム事業が低調に推移したことにより、売上高は前年同期と横ばいとなったものの、比較的利益率の高い玩具事業やアミューズメント事業がヒット商品や市場の拡大を取り込み好調に推移したことにより、利益面は前年同期を大幅に上回った、としている。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

①玩具事業
売上高は378億2900万円(前年同期比10.7%増)、セグメント利益は20億9900万円(同50.1%増)となった。「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などのトレーディングカードが引き続き好調に推移したほか、キャラクター玩具の売上も伸長し、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

②映像音楽事業
売上高は139億2300万円(同21.4%減)、セグメント利益は4億3100万円(同53.8%増)となった。市場をけん引するようなヒット商品がなかったことにより映像音楽パッケージの販売が低調に推移し、売上高は前年同期を下回った。利益面については、同社出資映像作品の興行収入や海外への販売が伸長したことにより、前年同期を大幅に上回った。

③ビデオゲーム事業
売上高は185億4700万円(同12.4%減)、セグメント利益は3億5500万円(同18.4%減)となった。ゲームハードの売上が低調に推移していることに加え、ゲームソフトの販売においても前年同期と比較して大きなヒット商品に恵まれなかったことにより、利益面ともに前年同期を下回った。

④アミューズメント事業
売上高は120億5700万円(同30.5%増)、セグメント利益は7億4300万円(同90.9%増)となった。同社運営のカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店拡大に加え、カプセル玩具市場がインバウンド需要も取り込み引き続き好調に推移していることにより既存ロケーションの販売も伸長し、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。なお、「ガシャココ」は6月末日時点で114店舗を出店している。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高3300億円(前期比5.8%減)、営業利益78億円(同10.1%減)、経常利益80億円(同10.9%減)、最終利益50億円(同24.0%減)、EPS224.45円を見込む。

・売上高:3300億円(同5.8%減)
・営業利益:78億円(同10.1%減)
・経常利益:80億円(同10.9%減)
・最終利益:50億円(同24.0%減)
・EPS:224.45円

計画に対する進捗率は、売上高25.0%、営業利益42.0%、経常利益43.4%、最終利益47.8%となっている。

・売上高:25.0%
・営業利益:42.0%
・経常利益:43.4%
・最終利益:47.8%

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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