コムシード、第1四半期決算は営業益4400万円と前年800万円の損失から黒字転換…遊技機シミュレータアプリ貢献、『UNIVERSAL STALLION』は費用先行
コムシード<3739>は、8月9日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高6億9600万円(前年同期比80.3%増)、営業利益4400万円(前年同期は800万円の損失計上)、経常利益4800万円(同1800万円の損失計上)、最終利益3400万円(同2200万円の損失計上)だった。
・売上高:6億9600万円(同80.3%増)
・営業利益:4400万円(同800万円の損失計上)
・経常利益:4800万円(同1800万円の損失計上)
・最終利益:3400万円(同2200万円の損失計上)
主力のモバイル事業が好調だった。『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』『L戦国乙女4 戦乱の閃く炯眼の軍師』の販売が引き続き好調に推移した、としている。また『パチスロ 炎炎ノ消防隊』の売上も大きく貢献したという。
■モバイル事業
売上高は6億3800万円(前年同期比76.7%増)、営業利益は9300万円(前年同期は1600万円の営業損失)となった。
ソーシャルゲームにおいては、主力サービス『グリパチ』をはじめとする各サービスが堅調に推移した。
有料ゲームアプリについては、第1四半期に、市場で人気を博した有力タイトルなど2本のアプリをリリースし、前年度にリリースしたアプリが引き続き好調に推移した結果、前年同期を大きく上回った。また、1本のタイトルを複数のプラットフォームに展開するワンソースマルチプラットフォーム戦略により近年展開中の、一部海外プラットフォームへのアプリ提供が大きく伸長し、売上に寄与している。
受託開発および運営業務に関しては、ストック型案件、フロー型案件ともに想定通りに推移している。なお、フロー型案件については、アイビープログレスで受託開発案件を進行している。
■ブロックチェーン事業
売上高は7400万円(前年同期比99.2%増)、営業損失は4700万円(前年同期は900万円の営業利益)となった。
さまざまなNFTプロジェクトを統合したエコシステム『MONGz UNIVERSE』プロジェクトを進行している。第1四半期には、GameFi事業として、ブロックチェーン競馬ゲーム『UNIVERSAL STALLION』をリリースしたほか、関連するNFTの販売を実施しており増収となったが、同タイトルのリリースが計画より後ろ倒しになった影響もあり費用が先行し減益となった
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789