SANKYO、第1四半期決算は営業利益10%減の172億円…スマスロ好調でパチスロ大幅増益もパチンコの減益響く

SANKYO<6417>は、8月7日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高422億1000万円(前年同期比16.9%減)、営業利益172億7300万円(同10.0%減)、経常利益175億7500万円(同9.8%減)、最終利益125億0300万円(同11.2%減)だった。

・売上高:422億1000万円(同16.9%減)
・営業利益:172億7300万円(同10.0%減)
・経常利益:175億7500万円(同9.8%減)
・最終利益:125億0300万円(同11.2%減)

パチンコ機2タイトル、パチスロ機1タイトルの新規タイトルを販売し、それぞれ計画通り販売台数を積み重ねている。また、パチスロ機関連事業においては、スマスロの積極的な商品開発が奏功し、2022年11月に投入した「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」に加え、2024年3月期に投入した「パチスロ からくりサーカス」、「L ゴジラ対エヴァンゲリオン」といった同社グループのスマスロラインナップがパチスロ市場の好調な稼働を牽引した。ただパチンコ機関連事業の大幅な減益が響き、全体としては減収減益となった。

【パチンコ機関連事業】
パチンコ機関連事業については、売上高178億円(前年同期比48.8%減)、営業利益81億円(同45.9%減)、販売台数4万台(前年同期は7万7000台)となった。新規販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバーマクロスフロンティア5」(2024年4月)、「フィーバー三国戦騎 7500」(2024年6月)の2タイトル。

【パチスロ機関連事業】
パチスロ機関連事業については、売上高166億円(前年同期比83.4%増)、営業利益97億円(同101.9%増)、販売台数3万5000台(前年同期は1万9000台)となった。新規販売タイトルは、SANKYOブランドの「L パチスロ 炎炎ノ消防隊」(2024年5月)1タイトルであるが、好調な稼働実績を残している「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」をはじめ、3タイトルの増産を行っている。

【補給機器関連事業】
補給機器関連事業については、売上高75億円(前年同期比12.7%増)、営業利益6億円(同0.9%増)となった。

【その他】
その他については、売上高1億円(前年同期比43.9%増)、営業利益4600万円(同44.8%増)となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高1800億円(前期比9.6%減)、営業利益610億円(同15.9%減)、経常利益620億円(同15.3%減)、最終利益420億円(同21.9%減)、EPS191.47円を見込む。

・売上高:1800億円(同9.6%減)
・営業利益:610億円(同15.9%減)
・経常利益:620億円(同15.3%減)
・最終利益:420億円(同21.9%減)
・EPS:191.47円

計画に対する進捗率は、売上高23.5%、営業利益28.3%、経常利益28.3%、最終利益29.8%となっている。

・売上高:23.5%
・営業利益:28.3%
・経常利益:28.3%
・最終利益:29.8%

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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