アルファポリス<9467>は、8月9日、2025年3月期 第1四半期の決算を発表し、売上高30億7600万円(前年同期比27.0%増)、営業利益7億1300万円(同36.2%増)、経常利益7億1500万円(同36.1%増)、最終利益4億4300万円(同36.1%増)だった。
・売上高:30億7600万円(同27.0%増)
・営業利益:7億1300万円(同36.2%増)
・経常利益:7億1500万円(同36.1%増)
・最終利益:4億4300万円(同36.1%増)
同社では、複数の人気シリーズ・新作シリーズの好調に加え、この四半期にアニメ放送した『月が導く異世界道中 第二幕』『Re:Monster』『THE NEW GATE』の原作小説・漫画の販売が大きく伸長したため、と説明している。
① ライトノベル
第1四半期累計の刊行点数は77点(前年同期比7点減)となった。2024年7月からTVアニメ放送を開始する『異世界ゆるり紀行』の最新巻16巻を刊行し、さらに既刊の増刷及び出荷を行ったことで、同シリーズの売上が大きく伸長した。また、2024年1月から6月にかけてTVアニメ第2期を放送した『月が導く異世界道中』の原作小説が、アニメ放送に伴う新規読者の獲得等により、特に電子書籍販売において新刊及び既刊の販売数を大幅に伸ばし、当ジャンルの売上を大きく牽引した。結果、第1四半期累計の売上高は前年同期を大幅に上回る着地となった。
② 漫画
第1四半期累計の刊行点数は前年同期を上回る45点(前年同期比10点増)となった。この四半期にTVアニメ放送を行った『月が導く異世界道中』『Re:Monster』『THE NEW GATE』の漫画シリーズが、アニメの販促効果により想定を上回る好調な売れ行きを示し、売上を大きく牽引した。また、女性向け漫画レーベル「レジーナCOMICS」「アンダルシュCOMICS」から刊行した複数の新作シリーズも親和性の高い電子書籍販売において好調に推移し、売上に貢献した。結果、第1四半期累計の売上高は前年同期を大きく上回る着地となった。
③ 文庫
第1四半期累計の刊行点数は前年同期を上回る52点(前年同期比9点増)となった。人気シリーズ『居酒屋ぼったくり』の著者による時代小説『きよのお江戸料理日記』の続刊が引き続き好調に推移し、当ジャンルの売上を牽引した。さらに、女性向け恋愛小説レーベル「エタニティブックス」のシリーズ累計29万部超のヒット作『君が好きだから』の完全版を刊行する等、取り扱いジャンルの強化にも引き続き注力してきた。しかし、開拓中のジャンルにおける刊行を強化した反面、刊行書籍1点あたりの発行部数は前年同期より減少したことから、第1四半期累計の売上高は前年同期を下回る金額で着地した。
④ その他
第1四半期累計の刊行点数は2点(前年同期比1点増)となった。同社のWebコンテンツ大賞「第11回絵本・児童書大賞」において優秀賞を受賞した絵本『ぼくたちはまっているんだ』を刊行する等、強化中の絵本ジャンルの更なる拡大等に取り組んできた。結果、第1四半期累計の売上高は前年同期を上回る金額で着地した。
■2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高116億円(前期比12.2%増)、営業利益25億1000万円(同10.5%増)、経常利益25億2000万円(同10.6%増)、最終利益15億6000万円(同11.2%増)、EPS161.04円を見込む。
・売上高:116億円(同12.2%増)
・営業利益:25億1000万円(同10.5%増)
・経常利益:25億2000万円(同10.6%増)
・最終利益:15億6000万円(同11.2%増)
・EPS:161.04円
計画に対する進捗率は、売上高26.5%、営業利益28.4%、経常利益28.4%、最終利益28.4%となっている。
・売上高:26.5%
・営業利益:28.4%
・経常利益:28.4%
・最終利益:28.4%
会社情報
- 会社名
- 株式会社アルファポリス
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶本 雄介
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9467