SANKYO、9月中間決算は営業益20%減の362億円…新規タイトル減のパチンコ苦戦、「シンフォギア」と「かぐや様」投入のパチスロ大幅増益、「からサー」増産
SANKYO<6417>は、11月7日、2025年3月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高907億2900万円(前年同期比21.9%減)、営業利益362億8800万円(同20.2%減)、経常利益367億4000万円(同19.9%減)、最終利益262億3500万円(同20.0%減)だった。
・売上高:907億2900万円(同21.9%減)
・営業利益:362億8800万円(同20.2%減)
・経常利益:367億4000万円(同19.9%減)
・最終利益:262億3500万円(同20.0%減)
「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」の従来機(P機)とスマパチを同時発売し、販売については従来機がメインとなったが、導入後の人気・評価においては新たなゲーム性であるラッキートリガーと「超デカSTART」を搭載した特徴的なゲーム性を有するスマパチが好評を博しており、第3四半期に増産を行うことを決定している。
一方、パチスロ機においては、同社グループの複数の商品がパチスロ市場の稼働を牽引し、同社グループの存在感が高まる中、新規3タイトルの販売に加え、好調な稼働実績を残している複数機種の増産を行ったことにより、順調に販売台数を伸ばすことができた。
■パチンコ機関連事業
パチンコ機関連事業については、売上高379億円(同53.7%減)、営業利益158億円(同56.6%減)、販売台数8万3000台(前年同期は16万7000台)となった。
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバーマクロスフロンティア5」(4月)、「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」(8月)。
新規タイトルが3タイトル(同5タイトル)に留まったことに加え、前年同期の「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」の5万台を超えるヒットの反動などにより、前年同期に比べ大幅に販売台数が減少しているが、通期販売台数予想(24万7000台)に向けて概ね計画通り進捗している。
■パチスロ機関連事業
パチスロ機関連事業については、売上高392億円(同80.8%増)、営業利益232億円(同102.7%増)、販売台数8万台(同4万8000台)となった。
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌」(7月)、「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」(9月)であるが、好調な稼働実績を残している「パチスロ からくりサーカス」をはじめ、複数タイトルの増産を行っている。
■補給機器関連事業
補給機器関連事業については、売上高132億円(同8.8%増)、営業利益10億円(同3.1%減)となった。
■その他
その他については、売上高2億円(同45.5%増)、営業利益8400万円(同13.8%増)となった。
■2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高1800億円(前期比9.6%減)、営業利益610億円(同15.9%減)、経常利益620億円(同15.3%減)、最終利益420億円(同21.9%減)、EPS191.31円を見込む。
・売上高:1800億円(同9.6%減)
・営業利益:610億円(同15.9%減)
・経常利益:620億円(同15.3%減)
・最終利益:420億円(同21.9%減)
・EPS:191.31円
計画に対する進捗率は、売上高50.4%、営業利益59.5%、経常利益59.3%、最終利益62.5%となっている。
・売上高:50.4%
・営業利益:59.5%
・経常利益:59.3%
・最終利益:62.5%
会社情報
- 会社名
- 株式会社SANKYO
- 設立
- 1966年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6417