KADOKAWA、25年3月期の営業利益を156億円→163億円に上方修正 アニメ好調、想定上回る 為替差損で経常・最終利益を下方修正
KADOKAWA<9468>は、11月7日、2025年3月期の連結業績予想の修正を行い、売上高2717億円(前回予想2713億円)、営業利益163億円(同156億円)、経常利益162億円(同179億円)、最終利益90億円(同97億円)、EPS66.9円(同72.14円)とした。売上高と営業利益を引き上げ、経常利益と最終利益を引き下げた。
・売上高:2717億円(前回予想2713億円)
・営業利益:163億円(同156億円)
・経常利益:162億円(同179億円)
・最終利益:90億円(同97億円)
・EPS:66.93円(同72.14円)
従来予想からの修正率は、売上高0.1%増、営業利益4.5%増、経常利益9.5%減、最終利益7.2%減となっている。
・売上高:0.1%増
・営業利益:4.5%増
・経常利益:9.5%減
・最終利益:7.2%減
ゲーム事業が一部作品の見通しの修正や期ズレなどで売上は想定を下回る一方、アニメ事業の好調な推移、Webサービスにおけるサーバー攻撃の影響が想定よりも小さくなるため、売上高と営業利益の見通しを引き上げた。出版事業の人件費の増加やプロモーション費用の増加などを吸収する。
経常利益と最終利益については、サイバー攻撃の影響というよりも、為替差損が発生するため。ちなみに、サイバー攻撃による特別損失が出るものの、想定よりも小さくなる見込みだという。
【追記】
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468