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enish<3667>は、11月8日、2024年12月期の第3四半期累計(1~9月)の決算(非連結)を発表、『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』を8月15日にリリースし、その売上が寄与したものの、第2四半期までの減収の影響が残っており、減収・赤字計上での着地となった。
売上高24億7300万円(前年同期比9.7%減)
営業損益7億400万円の赤字(前年同期9億3900万円の赤字)
経常損益7億4200万円の赤字(同9億7500万円の赤字)
最終損益7億4500万円の赤字(同10億1600万円の赤字)既存タイトルは、運営施策の工夫により売上の逓減を最小限に抑え、リリース14年目を迎えた『ぼくのレストラン2』や『ガルショ☆』は、コラボレーション施策などが好調に推移し、引き続き当社の売上収益に大きく貢献した。
リリース2周年を迎えた『進撃の巨人 Brave Order』は、11月8日よりアニメ劇場版「進撃の巨人 完結編 THE LAST ATTACK」の3週間限定公開が決定しており、それに伴い、ゲーム内のさらなる活性化を図るため、新規ユーザーの流入や呼び戻し施策や出演人気声優を起用した公式放送を行い、番組とゲームで連動した企画の実施や機能改善など、引き続き魅力的なイベント施策を行い、収益寄与につなげた。
リリース4年目を迎えた『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』は、累計800万ダウンロードを突破し、当社の業績に貢献した。イベント施策や書き下ろしイラストの充実など、引き続き魅力的な施策を行い収益寄与につなげていく。『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』は、長期メンテナンスを実施し、新機能の追加や機能改善を行い、再度配信した。
2024年3月にリリースしたゲームプラットフォーム「Roblox」に向けた「ドラえもん」のアクションレースゲーム『ドラえもん のび太のゴーゴーライド!』は、ゲーム内のさらなる活性化のため、継続したプロモーションや機能追加を実施していく。なお「Roblox」へのゲーム配信は、パブリッシングをGeekOut、開発・運営をenishが行う2社の協業体制で実施している。
また、足元の状況としては、モバイルゲームクオリティのブロックチェーンゲーム『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』を8月15日にリリースした。また、9月26日にはガバナンス・ユーティリティトークン「GEEK」が暗号資産取引所「Gate.io」「Bitget」に上場した。プレイ環境やゲームの不具合などの解消、またトークノミクスの設計の変更など、試行錯誤を続けている。第3四半期でも一定の売上貢献はあったものの、今後の課題が明確となったため、様々な意見やフィードバックを反映させるとともに、魅力的なキャンペーン施策を行い、今後の収益寄与につなげていく。
なお、HashPaletteより不当利益返還請求として1億7600万円の訴訟が提起されているが、今後、先方の主張および請求内容を精査し適切に対処していく方針。今後の進捗に伴い、開示すべき事項が判明した場合には、すみやかに発表するとしている。
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■2024年12月期の業績予想は引き続き非開示
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2024年12月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、同社の業績も短期的に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難となっているため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667