ユークス、第3四半期(2~10月)決算は売上高17%減、営業益46%減に 「プロセカ感謝祭」のリアルタイムCG制作を担当

  • ユークス<4334>は、12月10日、2025年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、上期にゲーム事業・XR事業での顧客都合による開発案件中止や遊技機事業での外部発注のクオリティーコントロールの問題による検収遅延が発生したことが影響し、大幅な減収・営業減益となった。

    なお、最終利益が黒字転換となっているのは、前年同期に『DC デュアルフォース』の不振で減損損失を計上していたことによるものとなる。

    売上高25億5400万円(前年同期比17.5%減)
    営業利益1億3000万円(同46.0%減)
    経常利益1億5400万円(同56.3%減)
    最終利益1億800万円(前年同期13億2800万円の赤字)

    2024年9月に幕張メッセ国際会議場で開催された「東京ゲームショウ2024」のビジネスミーティングエリアに出展し、国内外の多くの企業と商談を行った。そして、同社グループの受託ソフトとしては、同社が開発に参加し2025年内に発売を予定している『ダブルドラゴン リヴァイヴ』(アークシステムワークス)が同ショウにおいて出展された。

    XR事業分野においては、2024年9月27日・28日にセガとColorful Paletteが主催し、横浜BUNTAIで開催された「プロジェクトセカイ 4th Anniversary 感謝祭」において、同社独自の技術ALiS ZEROを使い、バーチャル・シンガーのリアルタイムCG制作を担当した。また、2024年10月6日に開催された「コネクトライブ 4th ANNIVERSARY Brilliant Stage」において、リアルタイムライブの制作・配信に参加した。

    パチンコ・パチスロ分野においては、引き続き複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行した。そのほか、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでいる。

  • ■通期業績予想は前回予想から変更なし

  • なお、2024年1月期通期の連結業績予想については、9月6日に発表した修正予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高33億9200万円(前期比17.0%減)
    営業利益1億1000万円(同38.3%減)
    経常利益1億1300万円(同59.7%減)
    最終利益6800万円(前期13億4900万円の赤字)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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