ユークス、25年1月期決算は最終益1億9800万円と前期13億4900万円の赤字から黒字転換…「DCデュアルフォース」の減損損失なく有価証券売却益も

ユークス<4334>は、3月12日、2025年1月期の連結決算を発表し、売上高32億5500万円(前の期比20.3%減)、営業利益8700万円(同51.1%減)、経常利益1億6300万円(同42.0%減)、最終利益1億9800万円(前の期は13億4900万円の損失計上)と減収・大幅減益となった。最終利益については黒字に転じた。

・売上高:32億5500万円(同20.3%減)
・営業利益:8700万円(同51.1%減)
・経常利益:1億6300万円(同42.0%減)
・最終利益:1億9800万円(同13億4900万円の損失計上)

受託ソフトにおいては、2024年5月23日に「四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」(発売元:ディースリー・パブリッシャー)が発売した。また開発を担当している「ダブルドラゴン リヴァイヴ」(発売元:アークシステムワークス)が2025年10月23日に発売されることが発表した。

XR事業分野においては、「あんさんぶるスターズ!!」の「DREAM LIVE -8th Tour“Praesepe #Cancer"-」全12公演や「DREAM LIVE -9th Tour“Trapezium #Orion"-」全12公演のライブ、「ポラポリポスポ」のデビューライブ「ポラポリポスポ 1st CG STAR LIVE 色即是空 空即是色」のCG制作に参加した。

さらに「プロジェクトセカイ 4th Anniversary 感謝祭」では独自の技術ALiS ZEROを使用し、バーチャル・シンガーのリアルタイムCG制作を担当した。同様に「コネクトライブ 4th ANNIVERSARY Brilliant Stage」のリアルタイムライブの制作・配信に参加した。

パチンコ・パチスロ分野においては、引き続き複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行している。

その他、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでいる。

利益面では、ゲームソフト分野においてクライアント都合による契約の見直しが発生したことや、パチンコ・パチスロ分野の一部プロジェクトで納期に遅延が発生したこと等により、営業利益が大幅な減益となった。

最終利益については、「DCデュアルフォース」関連資産の減損処理16億円に相当する損失がこの期はなかったことに加え、保有株式売却による投資有価証券売却益9500万円の計上や新株予約権戻入益3700万円を計上したことによる。

 

■2026年1月期の見通し

2026年1月期の業績は、売上高38億円(同16.7%増)、営業利益3億5000万円(同298.4%増)、経常利益3億3800万円(同106.2%増)、最終利益3億3200万円(同67.3%増)、EPS39.44円を見込む。株価収益率は9.5倍となる。

・売上高:38億円(同16.7%増)
・営業利益:3億5000万円(同298.4%増)
・経常利益:3億3800万円(同106.2%増)
・最終利益:3億3200万円(同67.3%増)
・EPS:39.44円

 

【3月12日18時15分追記】

株式会社ユークス
https://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高32億5500万円、営業利益8700万円、経常利益1億6300万円、最終利益1億9800万円(2025年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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