
松竹<9601>は、この日(6月18日)、持分法適用関連会社であるBS松竹東急の株式を他の株主(松竹ブロードキャスティング、ザイマックスグループ、東急ほか3社)より取得したうえで、その全株式をJCOMに7月1日付で売却すると発表した。あわせてBS松竹東急に対する債権全額(6億円)の放棄を行うことも明らかにした。譲渡価額は非公開。
同社は、今年2月27日にBS放送事業から撤退する旨を発表したが、その後、BS放送事業を行うBS松竹東急の事業承継を複数社と協議・検討してきたという。
また、BS松竹東急は、BS放送のチャンネル名を「J:COM BS」(BS260ch)に変更するとの発表も行っている。また、7月1日以降の社名についても「JCOM BS株式会社」とする。
なお、株式譲渡にあたって、同社がBS松竹東急の株主より同社の全株式を取得できた場合、同社が一時的にBS松竹東急の全株式を取得することになるが、支配が一時的であるため、連結子会社には該当しない予定。
また、債権放棄は、債権放棄額に対して貸倒引当金を計上済みのため、2026年2月期の損益に与える影響はないとのこと。他方、株式譲渡に伴い2026年2月期において特別利益を計上する予定だが、その計上額は現在精査しているという。
■BS松竹東急
■売却先
会社情報
- 会社名
- 松竹株式会社
- 設立
- 1920年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9601