coly、2Q(2~7月)決算は赤字計上が続くもcoly ID(Web課金)への移行の進行で赤字幅が縮小 『ブレマイ』1周年の奏功などで売上高は23%増に

coly<4175>は、9月12日、2026年1月期の第2四半期累計(2~7月)の決算(非連結)を発表、『ブレイクマイケース』の1周年イベントの伸⻑や、『魔法使いの約束』のアニメ放映によるIPの成⻑により、売上⾼は前期を⼤きく上回った。

一方で、coly ID(Web課金)への移行の進行で費用が減少したものの、⼤⼿エンターテインメント企業との協業案件の開発など費用が引き続き先⾏し、営業利益と経常利益は赤字計上が続いた。

売上高33億7800万円(前年同期比23.5%増)
営業損益9500万円の赤字(前年同期6億7000万円の赤字)
経常損益8500万円の赤字(同6億6100万円の赤字)
最終利益900万円(同6億8700万円の赤字)

・モバイルオンラインゲーム事業
前期にリリースしたオリジナルIPタイトル『ブレイクマイケース』が売上増加に寄与し、売上高は前年同期を上回った。2025年5月の1周年イベントでは、『ブレイクマイケース』売上としては過去最高を計上し、周年以降のゲーム内イベントも引き続き好調に推移した。

『魔法使いの約束』は、2025年1月から3月までのTVアニメ放映が引き続き影響し、MAUは堅調に推移し、売上は堅調に推移した。『スタンドマイヒーローズ』は、8周年以降、10周年を見据えた今後の展開を発表し、多くの反響を得た。

引き続き、各IPにおいてユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやグッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。

同時に、大手エンターテインメント企業との協業案件やその他新規タイトルなどの、新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備を進めていく。

・メディア事業
TVアニメ『魔法使いの約束』の放映や、『ブレイクマイケース』や『スタンドマイヒーローズ』の舞台化の準備など、メディアミックスをすすめたほか、各タイトルでのグッズ販売が好調に推移した。また、異業種とのコラボレーション、「coly cafe! 池袋PARCO店」での期間限定カフェの開催等、ユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から当社作品に触れる機会を提供し続け、売上高は前年同期を上回った。

なお、売上高の増加に加え、Web上でゲーム内アイテムを販売する「coly ID」を推進したことにより手数料の圧縮が想定以上に進捗し、売上総利益についても前年同期比で増加した。

■通期業績予想は引き続き非開示

2026年1月期通期の業績予想については、引き続き非開示。期中にリリース予定の大手エンターテインメント企業との協業案件のほか、新規リリース予定の事業について、売上高・利益の合理的な算出が困難であることや、モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であること、そして新規開発などへの機動的な投資判断を実施することにより、合理的かつ信頼性のある業績予想の提示が困難なため、としている。

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社coly(コリー)
https://colyinc.com/

会社情報

会社名
株式会社coly(コリー)
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
決算期
1月
直近業績
売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4175
企業データを見る