colyの決算説明資料より…アプリ外課金サービス「coly ID」の浸透で⽀払⼿数料を圧縮 ECストア「coly store」との連携でユーザーの利便性もさらに向上へ

柴田正之 編集部記者
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coly<4175>は、9月12日に2026年1月期の第2四半期累計(2~7月)の決算(非連結)を発表した。今回はその決算説明資料から同社が進める「coly ID」(Web課金)への移行の状況を見てみたい。

2024年8⽉にリリースした「coly ID」は、同社の各種サービスと連携できる共通アカウントサービス。web上で同社のモバイルゲームのアイテムをお得に購⼊することができる、いわゆるアプリ外課金サービスとなる。ポイントなどでユーザーへの還元を行うことによるユーザーの囲い込みに加え、従来の決済⽅法と⽐較して同社が負担する⽀払⼿数料の圧縮を⾒込むものとなっている。

リリース後は徐々に浸透し、「coly ID」利⽤⽐率は好調に推移しており、同社の第2四半期期間(5~7月)の業績の好転の一因にもなった。

さらに2025年9⽉には、同社のECストア「coly store」との連携も開始し、ゲームと共通でポイントを蓄積‧利⽤することが可能になった。これでさらなるユーザーの囲い込み、そして「coly ID」の利⽤⽐率の上昇につながっていくのか、今後の動向が注目される。

株式会社coly(コリー)
https://colyinc.com/

会社情報

会社名
株式会社coly(コリー)
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
決算期
1月
直近業績
売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4175
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