ポールHD、2Q(2~7月)決算は売上高1%増2億600万円の営業赤字を計上 メディア・コンテンツ業務からの撤退を発表して6月にHIKEとその子会社を売却

ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、9月12日、2026年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、メディア・コンテンツ業務からの撤退を発表し、6月に子会社HIKEとその子会社グループをMBOにて株式譲渡した影響もあり、売上高は前年同期比微増となった。

また、国内ソリューションにおけるソフトウェアテスト・開発の受注を強化するための営業体制作りで費用が増加し、各利益項目は赤字計上となった。

売上高246億7400万円(前年同期比1.6%増)
営業損益2億600万円の赤字(前年同期3億5900万円の黒字)
経常損益4億8100万円の赤字(同4億1000万円の黒字)
最終損益3億9200万円の赤字(同1億8400万円の赤字)

業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

①国内ソリューション 売上高128億8000万円(前年同期比5.0%増)
Tech市場向けのソフトウェアテストやシステム開発は案件の大型化が進み、本業務の売上高成長を牽引した。

②海外ソリューション 売上高97億5000万円(同8.0%増)
海外のゲーム業界の環境が回復してローカライズやカスタマーサポートが増加したこと、昨年9月のGhostpunch Gamesの事業譲受による連結寄与や円安効果によって売上高が大きく増加した。

③メディア・コンテンツ 売上高20億4200万円(同31.9%減)
メディア・コンテンツ業務からの撤退を発表し、6月にHIKEおよびその子会社グループをMBOにて株式譲渡した。

■通期業績予想の修正を発表

2026年1月期通期の連結業績予想については、メディア・コンテンツ業務からの撤退による影響を踏まえて予想の修正を実施しており、以下のとおり。

売上高550億5200万円→497億2900万円(増減率9.7%減、前期比4.8%減)
営業利益12億200万円→11億2400万円(同6.5%減、同43.0%増)
経常利益11億5800万円→8億2500万円(同28.7%減、同9.1%増)
最終利益3億1000万円→3億1600万円(同2.1%増、前期6億9200万円の赤字)

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高522億2500万円、営業利益7億8600万円、経常利益7億5600万円、最終損益6億9200万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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