
ユークス<4334>は、9月10日に2026年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料の中からアクアプラスの子会社化についてを取り上げたい。
まず、同社はアクアプラス子会社の理由として、アクアプラスが強固なIPホルダー兼パブリッシャーであることと、同社とアクアプラスの強みが補完関係にあることをあげている。
アクアプラスは、「うたわれるもの」や「ToHeart」など30年近く続くIPを保有しており、音楽・グッズ・アニメ化などのメディアミックス展開にも長けている。今後は既存IPを深耕しつつ、新規ファン層の獲得や新規IPの創出を重点的に推進していく方針だという。

また、両者の補完関係については、ユークスはゲームの「開発力」に、アクアプラスは「企画力」に強みを持っており、ジャンルや技術面においてもお互いの強みが重複しないとしている。両社の「得意」と「課題」が見事に噛み合う構造であり、今後の開発・事業展開で新たな価値創出が可能という判断が今回の子会社につながったことになる。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高32億5500万円、営業利益8700万円、経常利益1億6300万円、最終利益1億9800万円(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334