テンダ、1Q(6~8月)決算は売上高17%減、営業益95%減 前年同期の大口顧客からの受注好調の反動で減収減益 通期予想は変更なし

テンダ<4198>は、10月14日、2026年5月期の第1四半期(6~8月)の連結決算を発表、前年同期にDXソリューション事業で大口顧客からの受注が好調に推移していた反動などにより、減収減益となった

売上高12億6600万円(前年同期比17.5%減)
営業利益800万円(同95.3%減)
経常利益1200万円(同93.3%減)
最終損益1600万円の赤字(前年同期1億5000万円の黒字)

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①DXソリューション事業 売上高7億3000万円(前年同期比30.7%減)、セグメント利益1億3800万円(同51.6%減)
連結子会社化したインテリジェントシステムズの業績寄与があった一方で、大口顧客からの受注が好調に推移した前年同期実績を超えたリカバリーには至らなかった。

②Techwiseコンサルティング事業 売上高2億4100万円(同12.3%増)、セグメント利益5500万円(同10.3%減)
既存のSharePoint移行・構築、Notes移行に加え、企業のDX推進支援として新規ビジネス領域(インフラ系領域、AI系領域、BI系領域)への取り組みを強化した。連結子会社Almondoは、生成AIの普及が加速する市場環境下において、外部パートナーとの連携による高単価案件への注力が奏功した。

③ゲームコンテンツ事業 売上高2億9300万円(同16.2%増)、セグメント利益200万円(同86.4%減)
アーケードゲーム機案件や映像制作案件が堅調に推移した。コンシューマーゲームにおける新規タイトル企画、SESやアーケードゲーム機案件の拡大、さらにゲーミフィケーションやAI Movie、自社オリジナルタイトル展開など、多角的な収益源の確立を視野におき、開発体制の強化と競争優位性確保への橋頭保を築いた。

■通期業績予想は変更なし

2026年5月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高60億円(前期比7.6%増)
営業利益5億5000万円(同28.4%増)
経常利益5億4800万円(同24.2%増)
最終利益2億6600万円(同3.3%増)

株式会社テンダ
https://www.tenda.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テンダ
設立
1995年6月
代表者
代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
決算期
5月
直近業績
売上高55億7400万円、営業利益4億2800万円、経常利益4億4100万円、最終利益2億5700万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4198
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