テイツー<7610>は、10月15日、2026年2月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高193億3500万円(前年同期比10.6%増)、営業利益6億0600万円(同110.9%増)、経常利益5億9200万円(同84.4%増)、最終利益3億3600万円(同94.1%増)だった。
・売上高:193億3500万円(同10.6%増)
・営業利益:6億0600万円(同110.9%増)
・経常利益:5億9200万円(同84.4%増)
・最終利益:3億3600万円(同94.1%増)
同社では、中古分類でのトレーディングカードとホビーの好調、新品分類での新型ゲームハード(Nintendo Switch2)発売とトレカ・ホビーの好調によるものと説明している。販管費は増加傾向にあるものの、コスト低減により売上・利益ともに前年同期を上回る結果となったという。
【リユース店舗領域】
「ふるいち」を5店舗新規オープンし、集客力の高いモール出店や300坪超のロードサイド店舗を試み、業務提携先との連携深化により取扱商材の多様化を進めている。
【リユースEC領域】
山徳が2025年1月に新社屋を竣工し、同年2月より業務を開始。TORICOとの協業により、「ふるいちオンライン」のコスト構造見直しを進め、EC部門の利益向上と管理体制の構築に取り組んでいる。
【リユースBtoB領域】
トレカ読取査定機「TAYS」の特許取得による信頼性向上で営業活動が活性化し、拡販が堅調に進んでいる。トレカ在庫検索機の運用も直営店で段階的に開始しており、BtoB戦略によりブランド信用力と中核事業の成長を目指している。
【グローバル領域】
2025年7月にTORICO社と共同で台湾台北市に初の共同店舗「ふるいち×マンガ展」を出店し、人気作品のグッズ販売やイベント連動展示を展開している。TORICO社との資本提携は解消したが、業務提携は継続し、良好な関係維持と企業価値向上に努めている。
【IPビジネス領域】
出版物等の知的財産権を活用したIPビジネス商品の取り扱いに継続して取り組み、IPを活用したオリジナル商品企画等を通じて関連企業との連携を強化している。
【その他の主要な取組事項】
「テイツーグループSDGs宣言」に基づき、地域活性化や地方創生に貢献している。地域イベントへの出展、「おもちゃ市」の開催、eスポーツチーム「SETOUCHI SPARKS」の活動支援を通じて、社会的な包摂を促進している。
■2026年2月期の見通し
2026年2月期の業績は、売上高400億円(前期比9.7%増)、営業利益11億円(同20.6%増)、経常利益11億円(同19.6%増)、最終利益7億円(同39.6%増)、EPS11.08円を見込む。従来予想からは変更はない。
・売上高:400億円(同9.7%増)
・営業利益:11億円(同20.6%増)
・経常利益:11億円(同19.6%増)
・最終利益:7億円(同39.6%増)
・EPS:11.08円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:48.3%
・営業利益:55.1%
・経常利益:53.8%
・最終利益:48.0%
会社情報
- 会社名
- 株式会社テイツー
- 設立
- 1990年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 藤原 克治
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7610