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サンリオ、経営方針や事業戦略などの財務情報と非財務情報を統合的に紹介する「統合報告書2025」を公開

2025.10.22 17:28

サンリオ<8136>は、ビジョン「One World, Connecting Smiles.(一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく)」の実現に向けた取り組みを加速するなか、経営方針や事業戦略などの財務情報と非財務情報を統合的に紹介する「株式会社サンリオ統合報告書2025」を発行した。

報告書では、10年間の長期ビジョンやサンリオのIPが愛される仕組み、中期経営計画1年目の成果と展望などについて紹介している。サンリオの笑顔をつなぐ最新の取り組みをわかりやすく伝える内容となっており、ステークホルダーとのコミュニケーションをより強化していきたい、としている。

あわせて「サンリオ統合報告書スクール2025 for Kids」の動画を制作し、YouTube「サンリオキャラクターズ」チャンネルで公開した。今年度は学校を舞台にハローキティやポムポムプリンたちと一緒に、本報告書の内容が親しみやすくなる動画となっているとのこと。

▼動画（YouTube「サンリオキャラクターズ」チャンネル）
https://sanrio.site/irkids_JP

■主要な事業とキャラクター

サンリオは、ハローキティをはじめとする450以上のキャラクターを生み出し、物販、ライセンス、テーマパーク、新規事業（ゲーム、エデュテイメント、デジタル）の4つの事業を展開している。ハローキティはグローバルに活躍するキャラクターとして、シナモロールやクロミはZ世代を中心に人気を集め、はなまるおばけやフラガリアメモリーズといった新キャラクターも登場している。

■成長の軌跡と戦略

サンリオは過去に業績の大きな変動を経験してきたが、前中期経営計画（2022年3月期～2024年3月期）の成功により売上が躍進し、2025年3月期は過去最高益を達成した。今後10年間で「サンリオ時間3,000億時間/年、時価総額5兆円」をKGIとし、以下の3本の矢で安定・永続的な成長を目指している。

【グローバルでEvergreenなIP化】
北米と中国大陸を中心にキャラクターの魅力を最大限に活かし、グローバル市場での展開を加速させる。英語圏向けコンテンツの拡充、パートナーに合わせたデザイン提案の強化、リテールパートナーとの共創を促進する。

【グローバルでの成長基盤の構築】
クリエイティブ×グローバル人材の育成、攻めの財務とガバナンス強化を進める。投資委員会を発足し、投資プロセスと体制を整備している。

【IPポートフォリオ拡充とマネタイズ多層化】
ゲーム、リアル体験、エデュテイメント/キッズを通じて接点を広げ、高LTVと持続的成長を実現する夢中時間を創出する。「Charaforio」によるUGX創出、V-Purolandの常設化、Sanrio English Masterなどのエデュテイメント事業の強化を進めている。