【ゲームエンタメ株前場(10/31)】好決算のコナミグループに買い注文殺到 大手ゲームへの波及は? 中国展開強化を発表したGENDAも反発【チャート掲載】

10月31日前場の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前営業日比622円65銭高の5万1948円26銭で午前中の取引を終えた。アップルやアマゾンの好決算や為替の円安を手がかりに買い優勢となり、一時は1065円を超える上昇となる場面があった。

 

【主要指数】
・日経225: 51,948.26(+622.65)
・TOPIX: 3,313.71(+12.92)
・ドル/円: 153.86(-0.25)
・ダウ: 47,522.12(-109.88)
・ナスダック: 23,581.14(-377.33)
・SOX: 7,216.00(-111.93)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は56銘柄(58%)、下落は32銘柄(33%)、変わらずは9銘柄(9%)で、買い優勢だった。

大手ゲームでは、好決算を発表したコナミG<9766>に買い注文が殺到し急騰した。ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>がいずれも高い。上値の重さが目立ち、買いが全体に波及したといえるかは疑問だ。今後の決算発表次第だろうか。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が高く、イマジニア<4644>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、ケイブ<3760>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、中国展開を強化すると発表したGENDA<9166>が反発。株価も700円台まで下がり、自律反発狙いの買いも入ったようだ。タカラトミー<7867>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、エディア<3935>が高く、ブシロード<7803>が変わらず、サンリオ<8136>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>が安い。

 

最後に騰落ランキングを見ると、コナミG<9766>やネクソン<3659>、モブキャストHD<3664>、GENDA<9166>が値上がり率上位となり、Link-U<4446>、イオレ<2334>、KLab<3656>、SEH&I<9478>が値下がり率上位となった。

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。