マーベラスの決算説明資料より…新作は『龍ファク』と『牧場物語グラバザ』が世界累計出荷本数50万本を突破 Switch版『千銃士:Rhodoknight』を来年2月に発売予定

マーベラス<7844>は、10月31日、2026年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から同社のデジタルコンテンツ事業を取り上げたい。
第2四半期累計期間のデジタルコンテンツ事業は、売上高では前年同期比98.7%増の124億1400万円と大幅な増収を達成したものの、セグメント損益は10億7000万円の赤字に転落した。赤字計上の要因は、コンシューマゲームの新作3タイトルの開発費負担が膨らんだことによるものとなる。
コンシューマゲームの新作は、6月5日に発売した『龍の国 ルーンファクトリー』のセールスが順調に推移し、8月時点で世界累計出荷本数50万本を突破した。同様に8月28日に発売した『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』も好評を得て、9月時点で同じく50万本を突破した。
その一方で、9月5日に発売した『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』については、低調なスタートとなった。ただ、コンシューマ事業全体では計画を前倒ししての推移となっているという。
オンラインゲームについては、『ドルフィンウェーブ』をはじめとした既存タイトルが堅調に推移した。

第3四半期以降の新作リリースの予定は、先日10月22日に『ブラウザ三国志』の完全新作スマートフォンアプリ『ブラウザ三国志 天』をリリースしたほか、子会社ジー・モードがオリジナルIP『千銃士:Rhodoknight』のNintendo Switch版を2026年2月に発売する予定となっている。
なお、上期に発売した『龍の国 ルーンファクトリー』と『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』については、追加コンテンツの配信などにより、引き続き拡販に注力していく方針だ。

会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 照井 慎一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高279億6300万円、営業利益18億1700万円、経常利益18億円、最終利益8億1800万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844