トーセ<4728>は、1月8日、2026年8月期の第1四半期(9~11月)の連結決算を発表、ゲーム事業の主要な開発プロジェクトがスムーズに進行したことで増収となった。
一方で、原価を伴わない収益であるレベニューシェアが前年同期に比べて減少したことから各利益項目とも減益での着地となっている。
■第1四半期(9~11月)決算実績
売上高18億5500万円(前年同期比7.9%増)
営業利益2億3200万円(同21.6%減)
経常利益2億6400万円(同10.1%減)
最終利益1億8600万円(同12.7%減)
■セグメントごとの状況
①ゲーム事業 売上高17億5800万円(前年同期比16.1%増)、営業利益2億2300万円(同16.6%減)
家庭用ゲーム機・PC関連は、2023年8月期以前から継続して取り組んでいるプロジェクトを含む複数の主要な開発プロジェクトで、開発活動の最も活発なフェーズが前期より続いており、それらの順調な進行に応じて売上が伸長した。また、Nintendo Switch 2向けも含め小規模な開発プロジェクトも複数始動しており稼働も徐々に改善し、主軸事業であるゲーム開発は前期のV字型回復に引き続き堅調に推移した。これらの結果、売上高は14億7100万円(前年同期比26.3%増)と前年同期に比べ増加した。
スマートフォン関連は、スマートフォンゲーム市場の競争過熱が続いており、新規開発は家庭用ゲーム機向けの依頼を優先して対応しているため、前期に引き続き、スマートフォンゲームの新規開発プロジェクトは進行していない状況となった。一方で、継続して従事しているスマートフォンゲームの運営については安定して推移したが、いずれも配信開始から5年以上経過していることなどから、一部の収益は減少傾向となった。これらの結果、売上高は2億8500万円(同17.2%減)となった。
②その他事業 売上高9700万円(同52.5%減)、営業利益900万円(同66.8%減)
新しいビジネスの創出に向けて、複数のフィールドで市場やニーズの調査、それらにもとづくサービスの企画などを進めた。教育関連分野では、学習状況などに合わせて教材内容を個別に最適化し、また解析した学習データを授業・教材の改善に活用する、インタラクティブなデジタル学習基盤の開発・保守等に参画した。エンタテインメント領域でも、他業種とゲームを組み合わせた企画やIPに関する提案などに取り組んだ。
このように仕込みのフェーズであることに加え、前年同期の売上に大きく貢献した教育関連のコンテンツ開発が前期中に終了していることから、第1四半期期間のその他事業の開発売上は減少した。一方で、家庭用カラオケ楽曲配信事業の収益は安定して推移し、前年同期とほぼ同水準となった。
■通期業績予想を変更なし
2026年8月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
第1四半期期間の業績は、通期の連結業績予想に対する進捗率も高い状況となっているが、ゲーム事業の主要な開発プロジェクトのうちいくつかが終盤に差し掛かってくる予定であり、入れ替わりに下期において、複数の新しい開発プロジェクトが立ち上がる見通し。そのため、クライアントと開始時期や要件などの調整を要するなど現時点では不確実性が高いプロジェクトもあることを考慮し、前回発表の連結業績予想を据え置くとしている。
売上高65億1000万円(前期比1.9%減)
営業利益4億500万円(同41.3%減)
経常利益4億1000万円(同39.5%減)
最終利益7億9000万円(同215.7%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高66億3600万円、営業利益6億8900万円、経常利益6億7700万円、最終利益2億5000万円(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728