ケイブ、2Q(6~11月)決算は売上高11%減、9億2200万円の営業赤字を計上 『東方幻想エクリプス』と『OUTRANKERS』の減損計上で最終赤字は31億600万円に

ケイブ<3760>は、1月13日、2026年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、受託売上の減少により、減収となった。

また、『メテオアリーナ・スターズ』の売上原価が発生したため、営業赤字を計上した。

なお、最終赤字が膨らんでいるいるのは、減損損失の計上による特別損失を計上しているためとなる。

■第2四半期累計(6~11月)決算実績

売上高56億400万円(前年同期比11.9%減)
営業損益9億2200万円の赤字(前年同期3億2900万円の黒字)
経常損益7億4000万円の赤字(同4億5100万円の黒字)
最終損益31億600万円の赤字(同3億9600万円の黒字)

■セグメントごとの状況

①ゲーム事業 売上高50億5900万円(前年同期比12.7%減)、セグメント損益9億3400万円(前年同期3億500万円の黒字)
『東方幻想エクリプス』は、2025年10月に東京ビッグサイトで開催された「第十二回博麗神社秋季例大祭」に出展し、キャラクターイラストを使用したオリジナルグッズの販売や試遊コーナーの設置により、タイトルの認知拡大とユーザー交流の機会創出を図った。11月22日にはリリース2周年を迎え、アニバーサリー企画として期間限定のキャラクターや各種キャンペーンを展開し、ユーザーのエンゲージメントの向上に努めた。また、事業計画を慎重に精査し、将来の回収可能性を検討した結果、当初想定した期間内での回収が困難であると判断し、当該ソフトウエアにおいて減損処理を実施した。

『ゴシックは魔法乙女』は、「エスプガルーダⅡ」の稼働開始20周年を記念したガチャやキャンペーンを行い、ハロウィンイベントの開催や新メインストーリーの開始など、ユーザーに楽しんでもらえる施策を展開した。また、昨年11月には、約4年ぶりとなるリアルイベント「第3回ごまおつスコア大会」を上野で開催し、エンゲージメントの拡大に努めた。

連結子会社でらゲーは、主要ゲームである『モンスターストライク』や『キングダム 乱 -天下統一への道-』が安定的に推移し、グループの業績に引き続き大きく貢献した。『キングダム 乱』では、ユーザーの利便性向上と多様な決済手段への対応を目的として、外部決済に対応した公式ストアを2025年8月にオープンし、利益率の向上につながった。

また、新作タイトルとして2025年11月に『OUTRANKERS(アウトランカーズ)』をリリースした。幅広いユーザー層への認知拡大を目指して、積極的なプロモーション施策に取組み、グループ収益の軸となるコンテンツを目指していたが、事業計画を慎重に精査し、将来の回収可能性を検討した結果、当初想定した期間内での回収が困難であると判断し、当該ソフトウエア仮勘定において減損処理を実施した。

②動画配信関連事業 売上高5億4400万円(同3.6%減)、セグメント利益1200万円(同49.1%減)
連結子会社capableのライブ配信事業およびYouTube事業は、配信プラットフォームの多様化や視聴動向の変化などの外部環境の影響により、収益の獲得が困難となっているが、コンテンツ制作体制の見直しや業務フローの効率化を進めており、安定的な利益の確保に努めた。

店舗事業は、サービス内容の刷新を進めるとともに、スタッフ育成や運営体制の改善に継続的に取り組むことで、サービスのクオリティ向上を図った。さらに、capableが強みとするデジタルマーケティングを活用した集客施策により、新規顧客獲得およびビジネス機会の拡大に向けて改善に取り組んでいく。

連結子会社サクセスプラスは、受託案件が計画通りに推移しており、第2四半期期間においても安定した収益を継続し、グループの収益拡大に引き続き貢献した。

■通期業績予想は引き続き非開示

2026年5月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。同社では、ゲーム事業の経営環境が短期的に大きく変動し、売上動向の予測が困難であることから、現段階で信頼性の高い、通期の業績予想の算出は困難であると判断したため、としている。

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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