東映アニメ、3Q(4~12月)決算は売上高7.6%減、営業益0.3%減も過去2番目の売上高、3番目の営業益に 地政学リスクも含めた経済環境考慮し、通期予想は据え置き

東映アニメーション<4816>は、1月30日、2026年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、減収・営業減益での着地となっているものの、売上⾼は過去2番⽬、営業利益は過去3番⽬の水準での着地となった。

■第3四半期決算実績

売上高671億4100万円(前年同期比7.6%減)
営業利益233億1800万円(同0.3%減)
経常利益250億7800万円(同2.9%増)
最終利益179億1900万円(同6.0%増)

■セグメントごとの状況

①映像製作・販売事業 売上高234億7700万円(前年同期比16.7%減)、セグメント利益80億5300万円(同7.4%減)
・劇場アニメ部門
「映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!」(2025年9月公開)の上映継続に加え、「劇場版総集編 ガールズバンドクライ 前編 青春狂走曲」「劇場版総集編 ガールズバンドクライ 後編 なぁ、未来。」を公開したが、前年同期に公開した、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」程には至らず、減収となった。

・テレビアニメ部門
「ワンピース」「キミとアイドルプリキュア♪」「科学×冒険サバイバル!」「DIGIMON BEATBREAK」「おしりたんてい」「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の6作品を放映した。前年同期と比較して放映作品数が減少したことにより、減収となった。

・コンテンツ部門
「ガールズバンドクライ」のブルーレイ・DVDが好調に稼働したことから、前年同期と比較して増収となった。

・海外映像部門
「ワンピース」の配信権販売が好調に稼働したものの、「ドラゴンボール」シリーズの配信権販売・放映権販売の反動減により、減収となった。

・その他部門
前年同期好調に稼働した映画「THE FIRST SLAM DUNK」、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」をはじめとした、国内の映像配信権販売の反動減により、大幅な減収となった。

②版権事業 売上高は346億2900万円(同1.1%減)、セグメント利益189億7000万円(同9.4%増)
・国内版権部門
「ワンピース」「ドラゴンボール」シリーズの商品化権販売・ゲーム化権販売が前年同期の勢いには至らなかったことから、大幅な減収となった。

・海外版権部門
「ワンピース」の商品化権販売、「デジモンアドベンチャー」シリーズの商品化権販売・ゲーム化権販売が好調に稼働したことから、増収となった。

③商品販売事業 売上高60億9500万円(同15.8%減)、セグメント利益7億3600万円(同4.0%減)
「ドラゴンボール」シリーズ、「プリキュア」シリーズのショップ事業が好調に稼働したものの、前年同期に好調に稼働した映画「THE FIRST SLAM DUNK」の商品販売の反動減により、大幅な減収となった。

④その他事業 売上高33億800万円(同22.3%増)、セグメント利益4600万円(同72.8%減)
催事イベントやキャラクターショーなどを展開した。「プリキュア」シリーズ、「ガールズバンドクライ」の催事が好調に稼働したことなどから、増収となったが、人件費などがかさみ減益となった。

■通期業績予想は変更なし

2026年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

第4四半期においても海外版権事業を中⼼に好調を⾒込んでいるものの、地政学リスクを含めた⾜元の経済環境などにかんがみ、期初予想を据え置くとしている。

売上高880億円(前期比12.7%減)
営業利益260億円(同19.8%減)
経常利益267億円(同19.5%減)
最終利益191億円(同19.1%減)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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