デジタルハーツHD、3Q(4~12月)決算は売却子会社の連結除外の影響などで減収に 国内デバッグサービスがSwitch 2発売を機とした旺盛な需要を取り込む

デジタルハーツホールディングス<3676>は、2月5日、2026年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売却した子会社の連結除外の影響などで減収となったものの、国内デバッグサービスがNintendo Switch 2の発売などを追い風にグループ全体の業績をけん引し、2ケタ営業増益を達成した。

■第3四半期決算実績

売上高290億8700万円(前年同期比4.4%減)
営業利益23億4100万円(同27.4%増)
経常利益23億2500万円(同36.6%増)
最終利益14億2200万円(同3.8%増)

■セグメント別の状況

①DHグループ事業 売上高173億8600万円(前年同期比6.9%減)、セグメント利益19億1500万円(同22.7%増)
国内デバッグサービスでは、新型ハード専用テスト機材の拡充や拠点間の垣根を越えたリソース共有などを通じて、顧客ニーズに合わせた柔軟かつ機動的なオペレーションを全社一丸となって推進することで、Nintendo Switch 2の発売を機とした旺盛な需要を着実に取り込み、2ケタ増収を達成した。

グローバルおよびその他のサービスでは、今期から独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン“ella”を活用したソリューションを本格展開したこともあり翻訳・LQAの新規案件が着実に増加するとともに、ゲーム開発支援においても新規案件の稼働が高水準で推移するなど、順調に事業が進捗した。

また、グローバル領域におけるさらなる成長に向け、タイに拠点を新設するなど、翻訳の対応言語や受注キャパシティの拡大に努めるとともに、カナダのゲームQA会社を連結子会社化するなど、欧米をはじめとする海外顧客基盤の拡大に努めた。

②AGESTグループ事業 売上高118億3400万円(同1.4%減)、セグメント利益4億2600万円(同54.2%増)
成長ドライバーと位置付けるQAソリューションにおいて、引き続きハイスキルエンジニアの採用・育成に注力するとともに、開発の上流工程から品質向上を支援するシフトレフ
ト型テストサービス“QA for Development”や、運用フェーズの品質向上を支援するシフトライト型テストサービス“QA for DevOps”といった高付加価値ソリューションの提供に努めることで、着実に新規案件を獲得した。

また、2025年9月に正式ローンチしたAI機能を標準搭載した独自のテストツール「TFACT(ティファクト)」の社内活用モデル版に続き、SaaS版の正式ローンチに向けた準備を行うとともに、今後需要拡大が見込まれる純国産のSBOM(Software Bill of Materials)管理ツールの開発を進めることで、エンジニア数に依存しない新たな収益モデルの構築に努めた。

ITサービスおよびその他のサービスでは、セキュリティ監視において、一部ベンダーのエンドポイントセキュリティ端末の商材値上げの影響を受けライセンス更新の売上が減少したほか、保守・運用支援をはじめとする収益性の低いビジネスについては、戦略的な縮小を継続した。

■通期業績予想は変更なし

2026年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高397億5000万円(前期比横ばい)
営業利益26億4000万円(同8.6%増)
経常利益26億4000万円(同15.9%増)
最終利益16億6000万円(同163.7%増)

株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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