三菱UFJモルガンスタンレー証券は、10月26日付のカプコン<9697>のレポートで、26日に発表された第2四半期決算について、営業利益が前年同期比29.4%減の27.82億円と、市場コンセンサスの21.88億円を上回った、としている。ただ、2012年3月通期の会社側計画は、営業益121億円で変更していないため、市場コンセンサス141.92億円を下回ったとのこと。微妙な評価だ。
トピックスとして、ソーシャルゲームを含むモバイルコンテンツの売上高が前年同期比89.0%増の25.81億円と高成長を維持したことをあげている。ソーシャルゲームのダウンロード数は、2011年2月末の1000万人、2010年6月末1700万人、9月末には2000万人と堅調に推移しているものの、売り上げは円高の影響で減速気味である、とコメントしている。
今後の注目点として、クリスマス商戦の動向や、バイオハザードやモンスターハンターなど大型タイトルの投入時期、ソーシャルゲームの収益動向をあげている。同証券では、とりわけ、12月10日に3DSで発売される「モンスターハンター3 トライ G」の販売動向に注目しているという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697