バンダイナムコHD、26年3月期決算は売上高8%増、営業益5%増 トイホビー事業がハイターゲット層向けを中心に各カテゴリーで好調 AM事業の施設運営も好調に推移
バンダイナムコホールディングス<7832>は、5月13日、2026年3月期の連結決算を発表、トイホビー事業が各カテゴリーにおいて好調に推移したほか、アミューズメント事業の施設運営も好調に推移し、増収増益を達成した。
■2026年3月期決算実績
売上高1兆3482億4600万円(前々期比8.6%増)
営業利益1895億1700万円(同5.2%増)
経常利益2019億2300万円(同8.3%増)
最終利益1406億5100万円(同8.8%増)
■各セグメントごとの状況
①トイホビー事業 売上高6739億6800万円(前々期比12.9%増)、セグメント利益1269億3800万円(同24.2%増)
第2四半期までを中心に関税の影響を一部受けたものの、国内外における展開カテゴリーや商品ラインアップの拡大、リアルイベントや店舗によるタッチポイントの拡大、生産体制や流通の強化などをはかったことにより、好調に推移した。
具体的には、ガンプラ(ガンダムシリーズのプラモデル)やコレクターズフィギュア、一番くじ(キャラクターくじ)などのハイターゲット(大人)層向けの商品が、販売・マーケティングや商品ラインアップの強化により好調に推移した。
また、トレーディングカードゲームなどのカード商材、ガシャポン(カプセルトイ)、菓子・食品などが商品ラインアップやターゲット層、展開地域の拡大に加え、顧客とのタッチポイントの強化などにより業績に貢献した。
このほか、新商品「Tamagotchi Paradise」などの「たまごっち」関連商品が国内外で人気となったことに加え、シール商材などステイショナリーがヒットした。
②デジタル事業 売上高4765億9200万円(同4.6%増)、セグメント利益566億8200万円(同17.3%減)
ネットワークコンテンツは、新作アプリタイトル『SDガンダム ジージェネレーションエターナル』が新たなファン層も獲得し好調に推移した。また、「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」「アイドルマスター」シリーズなどの主力アプリタイトルがユーザーに向けた継続的な施策により安定的に推移した。
家庭用ゲームでは、新作タイトル『ELDEN RING NIGHTREIGN』などの新作タイトルがワールドワイドでヒットしたほか、『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!』や『デジモンストーリー タイムストレンジャー』が、トイホビー事業との話題の相乗効果もあり人気となった。一方、家庭用ゲーム全体では前年同期とのタイトル編成の違いが業績に影響した。
デジタル事業では引き続きクオリティを重視したファンの期待に応えるタイトル開発を目指し、バランスの取れた最適なタイトルポートフォリオの構築に取り組んでいく。
③映像音楽事業(旧IPプロデュース事業) 売上高955億600万円(同5.3%増)、セグメント利益121億8100万円(同3.4%増)
ガンダムシリーズの新作映像作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が既存ファンに加え新たなファン層を獲得して人気となり、劇場興行収入、グローバルでの映像配信や商品・サービスのライセンス展開が業績に貢献したほか、第4四半期期間に公開開始した劇場作品「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が好スタートを切った。また、劇場作品・音楽・ライブイベントの展開により、ラブライブ!シリーズが人気となったほか、既存のガンダムシリーズや「ワンパンマン」などのグローバル展開や映像配信などが安定的に推移した。
④アミューズメント事業 売上高1527億4700万円(同8.0%増)、セグメント利益101億600万円(同19.8%増)
国内アミューズメント施設の既存店売上高が前年同期比で107.0%となった。特に、「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」、IPの体験型公式ショップのようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設、アクティビティ施設などが好調に推移した。
業務用ゲームの販売では、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト』の販売が好調に推移した。
アミューズメント事業においては、IP軸戦略のもと独自の強みを活用した施設展開に加え、グループの商品・サービスの認知を拡大するためのファンとのタッチポイントの役割をさらに強化していく。
⑤その他事業 売上高389億7300万円(同7.6%増)、セグメント利益28億1900万円(同68.6%増)
グループ各社へ向けた物流事業やグループの管理業務を行っている会社などから構成されており、これらのグループサポート関連業務における効率的な運営に取り組んだグループ事業の好調などにより前期を上回った。
■今期は売上高横ばいながら減益予想に
2027年3月期通期の連結業績予想については以下のとおり。
世界の各地域において先行きが不透明な状況が継続すると予測され、市場や顧客のライフスタイルや嗜好などの取り巻く環境の変化がさらに激しくなることが想定される中で、中長期での持続的な成長に向けて、グローバル市場においてIP軸戦略をさらに強力に推進するとしている。
売上高1兆3500億円(前期比0.1%増)
営業利益1850億円(同2.4%減)
経常利益1900億円(同5.9%減)
最終利益1300億円(同7.6%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832