coly、『ディズニー スパークリンク・スターズ』を26年11月にリリースへ 第3四半期想定から若干の延期 「より高い品質でユーザーに届けるため」

coly<4175>は9月11日、ウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約に基づき開発を進めている新作スマートフォンゲーム『ディズニー スパークリンク・スターズ』について、サービス開始予定時期を変更すると発表した。
これまで「2027年1月期第3四半期」を想定していたが、2026年11月へ変更する。colyは変更理由について、「より高い品質でユーザーの皆様にお届けするための開発・精査に時間を要している」と説明している。
colyは1月期決算のため、2026年11月は2027年1月期の第4四半期の期初にあたる。つまり、今回の変更によってサービス開始時期は第3四半期想定から第4四半期へずれ込むことになる。
■ディズニーIPを使ったオリジナルスマホゲーム
本作は、ウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約に基づくディズニーIPの新作スマートフォンゲーム。ジャンルは「夢を叶えるスパークライダー育成ADV」で、iOS/Android向け、基本プレイ無料・アプリ内課金ありのタイトルとなる。
ゲームの舞台は、輝きに満ちた島「スパークル諸島・ルミナステア」。プレイヤーは「コンダクター」となり、個性豊かなキャラクターたちと物語を進めていく。
作品には「UPbeats!」「aMazINC.」「Endelore」「Midveil」という4つのチームが登場。ディズニーIPを活用しながら、colyがこれまで得意としてきた女性向け・キャラクターコンテンツのノウハウを組み合わせたオリジナル作品として展開する。
■2022年の契約発表から開発が続く大型プロジェクト
同作の開発は、かなり以前から進められていた。
colyは2022年10月、大手エンターテインメント企業との取引契約締結を発表。当時は企業名を明らかにしていなかったが、その後、2025年12月にウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約であることを公表した。
当初は2026年1月期のサービス開始を予定していたものの、その後、サービス開始時期を後ろ倒ししている。
2025年12月には「2027年1月期上半期想定」に変更。さらに2026年5月には「2027年1月期第3四半期想定」へと変更した。5月の変更時には、よりクオリティの高い作品を届けるために開発期間を延長すると説明していた。
そして今回、さらに2026年11月へ変更する。
■「上半期→3Q→11月」と段階的に後ろ倒し
サービス開始時期の変遷を見ると、
・当初:2026年1月期
・2025年12月:2027年1月期上半期想定
・2026年5月:2027年1月期第3四半期想定
・2026年9月:2026年11月
という流れになる。
今回は「第3四半期」から「第4四半期」への変更であり、11月という具体的な月が示された。一方、今回もcolyは「より高い品質でユーザーの皆様にお届けするための開発・精査に時間を要している」としており、開発品質を優先する姿勢は一貫している。
■延期の一方で、8月から事前登録を本格化
今回の変更を考えるうえで注目したいのが、直近のプロモーション展開だ。
colyは6月24日に『ディズニー スパークリンク・スターズ』のティザーPVを公開。2027年1月期第3四半期想定でリリース準備を進めていることを明らかにした。
8月5日にはApp StoreとGoogle Playでの事前登録を開始。この時点で事前登録者数は30万人を突破していた。さらに8月14日には40万人、8月27日には50万人を突破。50万人突破を記念し、抽選で3名に「シュタイフ ディズニー ミッキーマウス」が当たるキャンペーンも実施している。
また、8月には「Debut!」POP UP STOREを開催したほか、8月28日には公式スターターブックの今冬発売も発表するなど、ゲーム本編だけでなく周辺商品の展開も進めている。
こうした動きを見る限り、5月の延期後も開発と並行して、リリースに向けたプロモーションを本格化させてきたことが分かる。
■「延期」だけでなく、リリースに向けた準備が進む段階に
『ディズニー スパークリンク・スターズ』は、契約発表から約4年にわたって開発が続いているタイトルとなる。
当初の予定から見るとサービス開始時期は大きく後ろにずれ込んでいるものの、2026年に入ってからはタイトル発表、ティザーPV、事前登録、キャラクター・世界観の情報公開、リアルイベント、グッズ展開などを相次いで実施。8月末には事前登録者数も50万人に到達した。
今回、2026年11月という具体的なサービス開始時期が示されたことで、焦点は長期化した開発を終え、実際のサービス開始まで持っていけるかに移る。
特にcolyにとって同作は「主力作品のひとつとしての事業成長を見込んでいる」タイトル。今回の開示では、2027年1月期通期業績への影響については現在精査中としており、精査が完了次第、速やかに開示するとしている。
ディズニーという大型IPとcolyのキャラクターコンテンツ開発力を組み合わせた新規タイトルだけに、長期化した開発期間と度重なる開始時期変更を経て、11月にどのような形でサービスをスタートさせるのかが注目される。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高70億2000万円、営業損益1億4400万円の赤字、経常利益4600万円、最終利益7200万円(2026年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175