2011年下半期以降になると、テストプレイしていて、「これは違うゲームだ」と感じるタイトルがめっきり減った。そうしたなか、サイバーエージェント<4751>グループのCygamesが提供する『神撃のバハムート』は、下半期にリリースされたタイトルでも完成度が高いと感じたソーシャルゲームだった。
本作は、「伝説の英雄」や「神々」、「魔物」が封じられたカードの力を引き出して、世界中を冒険するソーシャルカードゲーム。プレイヤーは、「人」、「神」、「魔」の3属性から1つを選んだら、クエストで収集したカードの合成やデッキ構築を行って自らを強化しつつ、気の合うプレイヤーと「騎士団」(チーム)を結成して最強の騎士団を目指す。
カード合成の進化要素や、『大進撃!!ドラゴン騎士団』などで導入されたチームの役職要素をフォローしつつ、ソーシャルゲームとしては異例ともいえるほど美麗なカードを取り揃えている点が特徴だ。「こんなクオリティのカードをよくここまで揃えられたな」といった旨の感想を同業他社から何度か聞いたことがある。また、Flashベースで作られたクエストも操作感が良く、イベントも多彩だ。
「Mobage」のランキングの推移だが、以下のようになっている。9月6日前後にサービス提供を開始し、10月には「Mobage」全体ランキングに入っている。1月1日現在では、過去最高位である11位となり、トップ10入りが視野に入るなど2012年も好調な滑り出しとなった。
Cygamesでは、このほか、『戦国サーガ』や『アイドルマスターシンデレラガールズ』もMobageで提供しており、いずれもランキングに入るなど運営成績は良好だ。5月に設立された新設会社ながら、2011年9月期においては早くも1200万円の最終利益を計上するなど急成長している。
■『神撃のバハムート』(「Mobage」会員のみ利用可能)
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(C) Cygames, inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751