モバイルやプライズ、家庭用ゲームソフトを手がけるフリューは、本日(4月17日)、アニメ制作や版権管理を行うウィーヴの全株式を取得することを決定した、と発表した。株式の取得金額については明らかにされていない。
フリューは、もともとオムロンの新規事業としてスタートした会社で、現在、プライズ商品やモバイルコンテンツ、家庭用ゲームソフトなどの企画・開発、販売などを行なっている。ソーシャルゲームにも積極的で、『つくものがたりモバイル』や『あやかし秘密の生徒会』、『代官山シークレットLOVE』などの実績がある。
一方、ウィーヴは、TVアニメの企画・制作のほか、知的所有権などの取得や使用許諾などの業務を手がけており、フリューがプライズ事業に参入する際、ウィーヴの持つ「セサミストリート」の版権を活用したプライズ商品を発売した。またフリューが設立される際には、フリュー株式35%引き受けていたこともある。ジャスダックに上場していたが、2009年にMBOで上場廃止となっている。
今回、お互いの事業を拡大するためには、フリューとウィーヴとのグループ化が最適であるとの結論に達し、株主間で対話を重ねて合意に至ったとのこと。
フリューは、ウィーヴの有する映画・アニメ・出版をグループ化することで、業務用ゲーム・モバイル・家庭用ゲーム・プライズ事業を有する総合エンタテインメント企業グループとなる。今後、ウィーヴの有する版権を活用したコンテンツ展開などが期待されるところである。
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238