VOYAGE GROUPは、Androidアプリの無料レコメンドアプリ「appmom」で、2011年12月から2012年3月までの「Androidアプリ利用動向調査」を実施した。
その結果、保有ランキング1位のアプリが、起動ランキングで378位となるなど、多くの人が保有するアプリが実際に多くの人に利用されているわけではなかった、としている。また、ゲームやネタ系アプリはアンインストールされやすく、利用者の性別・世代・職種、利用期間でも実際のアプリの保有状況に特色が出たとしている。
「appmom」は、利用者属性やアプリの保有・利用状況に応じて最適なアプリや、削除した方が良いアプリを提案する無料Androidアプリ。オススメアプリをまとめてインストールしたり、利用頻度の低いアプリはサイズの大きい順に表示し直して一括してアンインストールすることも可能。
■Google Playの「人気ランキング(無料)」とappmomでの「インストールランキング(無料)」の比較
Google Playの人気ランキングとappmomでのインストールランキングを比較すると、45%は同じアプリがランクインしており、Google Playで1位から4位のアプリは、appmomでは2位から5位にランクインした。上位20位のうちGoogle Playでは45%がゲーム系アプリだが、appmomでは上位20位のうちゲーム系アプリはわずか5%だった。
■appmomでのインストール/アンインストールランキングの比較
インストールランキングで、定番アプリとしても有名なSNS系アプリやファーストフード系アプリが2位、4位、9位にランクインしているが、アンインストールランキングでも3位、4位、6位にランクインした。ランキング上位のアプリは、インストールされやすいが、アンインストールもされやすい傾向にあるとしている。
■保有アプリと起動アプリの比較
保有ランキングで1位のアプリは、起動ランキングでは378位となっており、多くの人が持つアプリが、実際に多くの人に利用されているアプリではなく、保有ランキングと起動ランキングには大きな差があった。
■40代男性管理職と20代女性事務職の保有アプリの比較
ユーザー属性については、40代男性管理職と20代女性事務職の保有アプリトップ30を比較すると、40代男性管理職は実用的なアプリが多く、特に交通系や地図系など移動に伴うアプリを多い。一方、20代女性事務職は、グルメやショッピング、健康など、エンタメ系アプリが多い。これにより、働き盛りの40代男性管理職は、主に仕事目的に20代女性事務職は主に娯楽目的にスマートフォンを活用している傾向がうかがえるという。
なお、この調査は、appmom登録ユーザー1500IDが対象で、合計保有数は6万1593アプリ(1人当たりの保有数:約41アプリ)だった。