日本ファルコム<3723>が本日(5月9日)発表した第2四半期決算は、減収減益となったものの、当初予定を大きく上回った。営業損益について、当初、8000万円の赤字予想としていたが、1500万円の黒字での着地となった。売上高についても、3億円の予想だったが、3億6500万円だった。
同社では、「英雄伝説 零の軌跡」、「英雄伝説 碧の軌跡」、その原点である「英雄伝説 空の軌跡」「軌跡」シリーズの販売が引き続き好調に推移したことに加え、「イースSEVEN」などのPSP定番商品やPSネットワークのダウンロード販売も好調に推移した。
また、ライセンス部門では、「英雄伝説 空の軌跡」のアニメーションが発売され、好評を博したほか、同社のゲームコンテンツを利用したオンラインゲームやアプリ開発などの引き合いも活発化した、としている。
同社の発表した決算は、売上高3億6500万円(前年同期比3.4%減)、営業利益1500万円(同39.1%減)、経常利益1600万円(同37.7%減)、四半期純利益800万円(同46.9%減)となった。従来予想は、売上高3億円、営業損益8000万円の赤字、経常損益8000万円の赤字、四半期純損益3200万円の赤字としていた。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高13億円(前期比16.8%減)、営業利益2億5000万円(同53.1%減)、経常利益2億5000万円(同53.1%減)、当期純利益1億5500万円(同51.4%減)を見込む。従来予想からは変更なし。
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723