【インディーゲームクリエイター列伝】『鉱石マニア』を開発したごましお氏にインタビュー 開発のきっかけはあのミニゲーム

日本および海外で活躍するインディーゲームクリエイターに焦点を当て、その創作哲学・開発背景・作品世界を掘り下げて紹介するインタビュー連載企画「インディーゲームクリエイター列伝」。今回は、先日(12月1日)に配信が始まった採掘ゲーム『鉱石マニア』を手掛けたごましお氏へのインタビューをお届けする。

化石掘りのミニゲームを気軽にできたら

――『鉱石マニア』について、作品の概要と開発のきっかけをお聞かせください。

「鉱石マニア」は鉱石、宝石などを掘り出していく採掘ゲームです。鉱石を見つけたら、売却や展示でお金を稼ぎ、強化やクラフトを行っていきます。
開発のきっかけは、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の化石掘りの部分を手軽にやりたいなと思ったことからです。あの手のミニゲームが割と好きなので、手軽にやれたらいいなと思い本作を作りました。

――開発の中で特に印象的だったエピソードや苦労した点はありますか。

どのゲームでもそうですが、最終的なバランス調整が割と難しいと感じます。今回の「鉱石マニア」でいうと、鉱石の価格や出現確率などの調整ですね。
高すぎても、すぐ終わってしまったり、低すぎてもなかなか先に進めないといった感じになるので、できているのか怪しいですが、ある程度楽しめるようなバランスは目指したいなと思います。

――ご自身がインディーゲーム開発に取り組むようになった経緯を教えてください。

元々プラグラムの勉強をしていて、趣味でもゲームを作ってみたいと思うようになり、作るようになりました。最初は動きの確認や試作段階で終わっていましたが、Unityなどのゲームエンジンを知って、本格的に作り始めるようになりました。

――ゲームクリエイターとして、特に影響を受けたタイトルや人物はありますか。

影響を受けたというより、好きなゲームになりますが『妖怪ウォッチシリーズ』などはミニゲームが詰まっていて、すごく好きな作品です。プレイする人を楽しませる要素がたくさんあり、何かしらの影響は受けているのかなと思います。

――今後『鉱石マニア』で挑戦していきたいこと、あるいは将来的な目標についてお聞かせください。

目標についての話ですが、アクションゲームも作ってみたいと考えていて、少しずつシステムをお試しで作成しています。いつになるかはわかりませんが、何かしらのアクションゲームは作ってみたいなと思います。

――読者や、同じくインディーゲーム開発を志す方々へのメッセージをお願いします。

趣味で行き当たりばったりで作っていますが、今は便利なゲームエンジンもいろいろあり、個人でもゲーム制作がやりやすくなっていると思います。ネット上にも有益な情報がたくさんあるので、ゲーム開発に興味があればまずやってみるのも面白いかと思います。