KLab<3656>は、本日(11月29日)、ドイツ銀行ロンドン支店を割当先とする第三者割当増資と新株予約権の発行を行うとともに、ドイツ銀行ロンドン支店との間で株式買取契約、新株予約権買取契約(ターゲット・イシュー・プログラム「TIP」)を締結すると発表した。同時に、Qihoo 360 Technology(Qihoo 360)と資本業務提携を行うことも明らかにした。これにより、総額41億3800万円の資金調達を行う。同社は、この1年で3度の大型ファイナンスを行うことになる。
【参考記事】
・KLab、ソーシャルゲーム開発のため新株予約権を発行、約24億円を調達…総額5億円の自社株買いも
・KLab、博報堂とOakキャピタルから総額9.28億円の資金調達 博報堂とはマーケティングで業務提携も
■ドイツ銀行ロンドン支店を割当先とする新株・新株予約権の発行
ドイツ銀行ロンドン支店を割当先とする第三者割当増資で、130万株・総額8億4000万円(発行価額は1株あたり649円)の調達を行うとともに、新株予約権300万個・総額900万円で発行する。新株予約権が行使された場合、総額27億0400万円を調達することになる。そこから諸経費を除いて、総額35億4400万円を調達する。
【追記】新株予約権の割当日は12月16日、第三者割当増資の払込日は12月24日。
「TIP」という単語は耳慣れないが、新株式の発行に際して、同社の希望する目標株価(ターゲット価格)を3パターン定め、これを行使価額として設定した新株予約権とのこと。将来の株価上昇を見越し、3パターンの行使価額で段階的に新株式を発行(ターゲット・イシュー)することを狙ったもので、同社の許可がなければ新株予約権を行使できないという。
【追記】第9回新株予約権の行使価額は750円、第10回が850円、第11回が1100円。下限となる行使価額はいずれも340円に設定されている。11月29日の終値は764円。
調達した資金の使途については以下のとおり。
(1)第三者割当増資、
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る新規タイトル開発費用に5億円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る広告・マーケティング活動費用に3億4000万円。支出時期は、2013年12月~2014年11月。
(2)新株予約権
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る新規タイトル開発費用に20億円。支出予定時期は2013年12月~2015年11月。
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る広告・マーケティング活動費用に7億0400万円。支出予定時期は、2013年12月~2015年11月。
なお、後述するQihoo 360 Technologyを割当先とする第三者割当増資の払込が12月24日までに行われなかった場合、ドイツ銀行ロンドン支店は、新株予約権の一部または全部を発行価額で買い取ることをKLabに請求できる。また第三者割当増資についても払込義務がなくなるとのこと。
■Qihoo 360との資本業務提携
Qihoo 360は、中国最大のスマートフォン向けアプリの配信プラットフォーム「360 Mobile Assistant」を提供している。Qihoo 360は、KLabの開発したゲームタイトルを「360 Mobile Assistant」でパブリッシングを行い、ゲームタイトルへの送客や中国市場向けのローカライズを行う。
他方、資本提携については、KLabがQihoo 360を割当先として、発行済株式の2.56%に相当する91万8500株の第三者割当増資を行う。1株あたりの発行価額は649円で、調達概算額は5億9400万円となる。
【追記】払込日は12月24日の予定。
・モバイルオンラインゲーム事業の展開に係る新規タイトル開発費用に3億円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
・中国におけるモバイルオンラインゲーム事業の展開に係る広告・マーケティング費用に2億9400万円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
【参考記事】
・KLab、ソーシャルゲーム開発のため新株予約権を発行、約24億円を調達…総額5億円の自社株買いも
・KLab、博報堂とOakキャピタルから総額9.28億円の資金調達 博報堂とはマーケティングで業務提携も
■ドイツ銀行ロンドン支店を割当先とする新株・新株予約権の発行
ドイツ銀行ロンドン支店を割当先とする第三者割当増資で、130万株・総額8億4000万円(発行価額は1株あたり649円)の調達を行うとともに、新株予約権300万個・総額900万円で発行する。新株予約権が行使された場合、総額27億0400万円を調達することになる。そこから諸経費を除いて、総額35億4400万円を調達する。
【追記】新株予約権の割当日は12月16日、第三者割当増資の払込日は12月24日。
「TIP」という単語は耳慣れないが、新株式の発行に際して、同社の希望する目標株価(ターゲット価格)を3パターン定め、これを行使価額として設定した新株予約権とのこと。将来の株価上昇を見越し、3パターンの行使価額で段階的に新株式を発行(ターゲット・イシュー)することを狙ったもので、同社の許可がなければ新株予約権を行使できないという。
【追記】第9回新株予約権の行使価額は750円、第10回が850円、第11回が1100円。下限となる行使価額はいずれも340円に設定されている。11月29日の終値は764円。
調達した資金の使途については以下のとおり。
(1)第三者割当増資、
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る新規タイトル開発費用に5億円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る広告・マーケティング活動費用に3億4000万円。支出時期は、2013年12月~2014年11月。
(2)新株予約権
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る新規タイトル開発費用に20億円。支出予定時期は2013年12月~2015年11月。
・国内・海外におけるモバイルオンラインゲーム事業に係る広告・マーケティング活動費用に7億0400万円。支出予定時期は、2013年12月~2015年11月。
なお、後述するQihoo 360 Technologyを割当先とする第三者割当増資の払込が12月24日までに行われなかった場合、ドイツ銀行ロンドン支店は、新株予約権の一部または全部を発行価額で買い取ることをKLabに請求できる。また第三者割当増資についても払込義務がなくなるとのこと。
■Qihoo 360との資本業務提携
Qihoo 360は、中国最大のスマートフォン向けアプリの配信プラットフォーム「360 Mobile Assistant」を提供している。Qihoo 360は、KLabの開発したゲームタイトルを「360 Mobile Assistant」でパブリッシングを行い、ゲームタイトルへの送客や中国市場向けのローカライズを行う。
他方、資本提携については、KLabがQihoo 360を割当先として、発行済株式の2.56%に相当する91万8500株の第三者割当増資を行う。1株あたりの発行価額は649円で、調達概算額は5億9400万円となる。
【追記】払込日は12月24日の予定。
・モバイルオンラインゲーム事業の展開に係る新規タイトル開発費用に3億円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
・中国におけるモバイルオンラインゲーム事業の展開に係る広告・マーケティング費用に2億9400万円。支出予定時期は、2013年12月~2014年11月。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656