新規上場企業の紹介…Aiming（東証マザーズ・3911）

オンラインゲームの企画・開発・配信や、受託サービスを提供するAiming<3911>が3月25日、東証マザーズに新規上場する。

＜同社の主なゲームタイトルの配信先プラットフォーム（2015年1月31日現在）＞

業績は、主力タイトルである『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の大ヒットとともに大きく好転している。2013年12月期は連結売上高26億2600万円、営業損益2億7800万円の赤字、経常損益2億8300万円の赤字、当期純損益2億1000万円の赤字と新規タイトルの制作ライン確保等のため、人件費及び業務委託費が増加した先行投資の負担が大きかったものの、2014年12月期は、連結売上高65億2700万円、営業利益3億5000万円、経常利益3億4000万円、当期純利益5億5200万円と大幅黒字転換を達成している（2014年12月期は監査未了のデータ）。

さらに2015年12月期は、連結売上高は95億4100万円、営業利益19億7900万円、経常利益19億4900万円、当期純利益11億5400万円と売上高が前期比で46％増と約1.5倍に膨らむことに加え、経常利益が前期比5.7倍となるなど、利益率が大幅に向上する見通し。
 
上場に伴う手取り概算金は、19億7320万円となる見通し。これに第三者割当増資の手取概算額6億9552万円と合わせた調達資金の使途は、主にMMOジャンルの新規ゲームのコンテンツ開発費及び運営費として2015年12月期に11億6300万円、2016年12月期に3億7872万円を充当、グループのコンテンツ配信サービスを効果的に拡大していくためのテレビCMをはじめ各種広告宣伝費として2015年12月期に11億2700万円を充当する予定としている。
※野村證券を割当先とする普通株式240万株の第三者割当増資を実施予定

なお、上場時発行済み株式3189万5500株と有価証券届出書提出時における想定発行価格900円から計算した想定時価総額は、287億595万円となる。


〈連結業績予想〉

注）単位は百万円。2014年10月30日付で1対500株の株式分割を実施しており、一株利益は分割修正を考慮した数字


〈会社概要〉
本社＝東京都渋谷区代々木二丁目1番1号 新宿マインズタワー9階
ＵＲＬ＝http://aiming-inc.com/ja/
社長＝椎葉 忠志
設立＝2011年5月12日
発行済株式数＝3189万5500株（上場時）
資本金＝14億6000万7000円（2015年2月19日現在）
大株主＝ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合916万8526株（28.28％）、椎葉忠志875万5000株（27.00％）、インキュベイトファンド1号投資事業有限責任組合546万473株（16.84％）、Image Technology Investment Limited 162万1001（5.00％）、ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合157万8500株（4.87％）、YJ1号投資事業組合66万6500株（2.06％）、渡瀬浩行57万5000株（1.77％）、萩原和之52万5000株（1.62％）、武市智行50万株（1.54％）、MSIVC2012V投資事業有限責任組合33万3500株（1.03％）、三菱UFJキャピタル4号投資事業有限責任組合33万3000株（1.03％）


〈上場要項〉
公開株式数＝644万株（公募＝240万株、売出し＝320万株、オーバーアロットメントによる売出し＝84万株）
仮条件＝900円～920円
ブックビルディング期間＝3月9日～3月13日
公開価格＝3月16日決定予定
申込期間＝3月17日～3月20日
払込期日＝3月24日
売買単位＝100株
主幹事証券＝野村
監査法人＝有限責任あずさ監査法人