【決算分析】イグニスの決算説明資料より…無料ネイティブアプリは更新型サービスを強化 『ぼくドラ』は6月下旬より関東圏でテストマーケティングのCM放映へ
5月13日に発表されたイグニス<3689>の2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)連結決算は、売上高26億1000万円(前年同期比5.1倍)、営業利益8億4400万円(前年同期2億4200万円の赤字)、経常利益8億3900万円(同2億7300万円の赤字)、四半期純利益8億94000万円(同3億1100万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成した。
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今回はイグニスが開示した決算説明資料から、主に無料ネイティブアプリとネイティブソーシャルゲームの状況について分析してみたい。
中規模・大規模サービスへの転換が進められている無料ネイティブアプリは、メンタリストDaiGo氏監修の出会い・婚活マッチングサービス『with』を中心とした更新型サービスの運営体制強化が進められている。
また、カジュアルゲームによる多角的な収益貢献への取り組みも進められており、『breaker』の姉妹作の『destroyer』を2月にリリース。3月には『breaker』にアバター機能を搭載するアップデートを実施した。
一方、ネイティブソーシャルゲームは、『ぼくとドラゴン』の開発、運営体制の強化と、ネット広告以外のプロモーションによる収益拡大が戦略となっている。
『ぼくドラ』は、この2Qにおいて、イベント運営をコンスタントに実施することにより、安定的な収益が獲得できる体制を確立したとしている。
また、6月下旬より、本格的なテレビCMに向けたテストマーケティングを関東圏の一部放送枠で開始する予定だという。このテストマーケティングで想定している効果が見込めれば、本格的なテレビCMを開始する方針だ。
なお、現在開発が進められている同社3作目となる新作は、2017年以降のリリース予定としている。
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今回はイグニスが開示した決算説明資料から、主に無料ネイティブアプリとネイティブソーシャルゲームの状況について分析してみたい。
■無料ネイティブアプリは更新型サービスの運営を強化
中規模・大規模サービスへの転換が進められている無料ネイティブアプリは、メンタリストDaiGo氏監修の出会い・婚活マッチングサービス『with』を中心とした更新型サービスの運営体制強化が進められている。
また、カジュアルゲームによる多角的な収益貢献への取り組みも進められており、『breaker』の姉妹作の『destroyer』を2月にリリース。3月には『breaker』にアバター機能を搭載するアップデートを実施した。
■『ぼくドラ』のテレビCMを関東圏でテスト放映 効果次第で本格展開も
一方、ネイティブソーシャルゲームは、『ぼくとドラゴン』の開発、運営体制の強化と、ネット広告以外のプロモーションによる収益拡大が戦略となっている。
『ぼくドラ』は、この2Qにおいて、イベント運営をコンスタントに実施することにより、安定的な収益が獲得できる体制を確立したとしている。
また、6月下旬より、本格的なテレビCMに向けたテストマーケティングを関東圏の一部放送枠で開始する予定だという。このテストマーケティングで想定している効果が見込めれば、本格的なテレビCMを開始する方針だ。
なお、現在開発が進められている同社3作目となる新作は、2017年以降のリリース予定としている。
(編集部:柴田正之)
会社情報
- 会社名
- 株式会社イグニス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
- 決算期
- 9月