【レビュー】『LINE 潜空のレコンキスタ』勝利のカギは仲間との絆 “連携”&”駆け引き”で至高のリアルタイムバトルを追及したファンタジーRPG

 
LINE<3938>とサイバーエージェント<4751>は、10月3日、都内某所にて、協業第1弾タイトル『LINE 潜空のレコンキスタ』メディア体験会を開催した。
 
当日は、両者の共同出資により設立され、本作の開発を手掛けているグリーンモンスターの関根悠二氏がゲーム概要を紹介、協力戦が楽しめる”ボスバトル”や、4vs4で白熱する”対人戦”の試遊体験ができた。本稿では、その様子をレポートしていく。
 

▲『LINE 潜空のレコンキスタ』プロデューサーで、株式会社グリーンモンスター 取締役の関根悠二氏。
 
 

■豪華クリエイターが彩る本格派ファンタジーRPG

 
まず始めに関根氏より、世界観やキャラ紹介が行われた。本作には4人の主人公が登場し、旅の中で成長を遂げていく立身出世の物語になっているという。キャラのボイスは、梶裕貴さん、柿原徹也さん、木戸衣吹さん、茅野愛衣さんら実力派声優陣が担当している。
 

▲また、世界観・シナリオに渡辺雄介氏、デザイン協力・監修にコザキユースケ氏ら豪華クリエイターが参加していることが紹介された。
 
続いて、より世界観を詳細に説明するためゲームのプロローグ部分を上映。関根氏によれば、本作では本来、世界は「ファランティス」と呼ばれる大陸のみと考えられていたが、13年前に”潜空艇”が登場したことにより、海溝の下に新たな世界が広がっているのが見つかったという設定とのこと。下の世界には、浮遊大陸や恒久的な夜が続く場所などがあり、魔族たちが統治する土地を征服しながら進めていくのだという。
 

▲タイトルにも名づけられている“潜空”というワードがたびたび飛び出した辺り、世界の成り立ちというところも本作において、ひとつ重要なポイントとなりそうだ。
 
そんな中、潜空艇・サンタマリア号を手に入れた主人公たちは大降海へと旅立つ、というのが物語の始まりになる。また、魔族の中には現実で中世の大航海時代に活躍した偉人たちがボスとして登場し、歴史をなぞる形で物語を楽しめるのも魅力のひとつであるという。
 
次に、物語の中心人物となる5人のキャラクターを紹介。
 

【サイラス(CV: 柿原徹也さん)】
主人公たちの中でも物語を引っ張っていくキャラクター。元々は由緒正しき貴族だったが、とある陰謀に巻き込まれて今は没落貴族となっている。そのため、家系の再興を目指して下の世界で一旗上げるため旅に出る。敵を欺くため、ときには味方をも騙す切れ者。
 

【エッジ(CV:梶裕貴さん)】
サイラスに誘われて入隊した剣士。現実的なサイラスに対して、夢見がちな性格をしている。大将軍になるのが夢だが、剣士としては身長が低いことから中々雇ってもらえない。
 

【ソニア(CV:木戸衣吹さん)】
サイラスの義理の妹で、道徳心が強く正義感があるキャラクター。兄のことを慕っている。神官のため回復や支援を得意とする。パーティの中ではツッコミ役を担うことが多いという。
 

【ミランダ(CV:茅野愛衣さん)】
登場時には謎が多いキャラクター。物語を進めるうち、彼女の秘密も明かされていくとのこと。サイラス同様、ある目的を持って旅に参加している。妖艶な見た目通り、勝気な性格のキャラクター。
 

【レーニャ(CV:茅野愛衣さん)】
サンタマリア号専属の航海士でナビキャラクター。航路の計算や、上の世界との通信的な役割を担っている。ネコ扱いされるのが嫌い。
 
 

■仲間との連携がカギとなる”ボスバトル”を体験

 
ここからは、リアルタイムに4人で協力して戦う”ボスバトル”を試遊。
 
まずプレイヤーは、先述した「サイラス」「エッジ」「ソニア」「ミランダ」の4人の中からひとりを操作することになる。それぞれのキャラは、物理攻撃が得意なもの、魔法攻撃が得意なもの、回復・支援が得意なものと特徴が分かれており、キャラによって与えられた役割を果たしていくことが勝利へのキーポイントとなる。
 
バトルはコマンド選択式のターン制で、開始時にはあらかじめデッキにセットした10体の精霊の中からランダムに5体を引き、使用可能コストに見合ったカードを各々で使用していく形となる。
 

▲セットできる精霊はキャラごとにタイプという形で分かれており、そこに属性相性の概念が加わることで戦略性がUPしている。ちなみに、リリース時にはカード約200種の精霊を実装予定。
 

▲使用可能コストは3から始まり、ターンが経過するごとに全回復&最大値が1ずつ増えていく。コストの範囲内であれば、1ターンにカードを複数枚使用することもできる。
 
その中で、仲間と同じ属性の精霊を使用するとチェインが発生したり、ボスの部位破壊で報酬が増えるなど、連携が肝となる要素が多数組み込まれている。

 
 
また、コミュニケーションにおいてもかなり充実しており、ボイスが流れるスタンプで簡易的に連携が図れるほか、編集可能な定型文によって意志の素早い伝達も可能、さらにバトル外ではLINE同様にメッセージのやり取りが可能なチャットまで用意されている。

 
 
そのほか、募集をかける側はスタミナを消費するが、参加する側はスタミナ消費無しで遊べることや、倍速モードといった便利機能が搭載されていることも試遊によって明らかとなった。
 

■各チームの戦略が結果に色濃く反映される"対人戦"

 
続いては、4vs4で8人同時対戦が楽しめる対人戦へ。
 
後攻陣営は先行側の動きが見える、先に2人撃破したチームの勝利といった独特なルールが用意されており、ボスバトルにも増して戦略性の高いバトルが楽しめる。
 

▲チームの平均ランクが近い相手とマッチングされる仕様となっているため、一方的な展開になりにくく、毎回熱いバトルが楽しめる。

どこに狙いを定めるか、またはそれを見極めて味方を庇う効果を発動させるなど、今回の試遊でもかなり手に汗握る展開が繰り広げられた。


▲自身の属性は、ターン終了後にそのターンに使用した精霊と同じものに変化する。
 
また、これは全てのクエストに共通するが、ジョブに合わせたSPスキルが各キャラとも発動可能となっている。ランダムにデッキから引く精霊とは異なり、コストさえ足りていればいつでも使用可能となっているため、状況によってはSPスキルの使用タイミングが大きく戦局を動かすことになりそうだ。
 
 
▲2人倒された時点で敗北となってしまうため、ここでもボスバトル同様、仲間との綿密なコミュニケーションが勝利のカギとなる。

 

■そのほか気になるシステムについても調査

 
最後に、マルチプレイ以外の点で明らかになったゲームシステムについても紹介していく。
 
最も特徴的なのは、対人戦などで得られる経験値を溜めることで見た目を含め上位ジョブに変化できるジョブシステムだろう。上位ジョブになれると、新たなSPスキルを獲得したり、パッシブボーナスで基礎能力値を上げられるという。





 
【ジョブチェンジの流れ】
 
 
▲リリース時には、初期のジョブを含め各キャラ3種類が用意されている。一度、上位ジョブになれば、その後のジョブ変更は任意のタイミングで可能となっていることや、リリース後2ヶ月ほどのタイミングでジョブの追加を予定していることなども明かされた。
 
また、ソロで楽しむ「ひとりでクエスト」は、サイラスやエッジたちの物語を読み進めながらNPCの敵を倒していくモードとなっている。プレイヤーは、使用デッキのキャラを操作し、ほかの3人はNPCが操作する形となっていた。
 
 
 
戦闘で使用する精霊はガチャで入手可能。「レジェンドガチャ」では、最大☆5のキャラが手に入るほか、1日1回限定の割引ガチャや、11連ガチャで☆4以上が1枚確定といった施策が用意されている様子も見受けられた。
 

 
 
▲「バトルチップ特別ガチャ」や「友情ガチャ」といったものも。
 
そんな『LINE 潜空のレコンキスタ』は、現在、事前登録を実施中。登録者数に応じて報酬が豪華になるキャンペーンを開催しており、10月7日時点で40万人を達成している。50万人を達成すれば、抽選で1名にGo Proがプレゼントされるという追加特典が公開されている。
 


▲また、LINE公式アカウント内で、友だちシェアイベントを実施中。50人以上にシェアすれば、セブ島シュノーケルツアーが当たるチャンスも!?
 
 (編集部:山岡広樹)


 
■関連サイト
 

公式サイト




  (c) GREEN MONTER.Inc
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
企業データを見る