【詳報】カプコン、第1四半期の営業益は50.8%増の77億円と大幅増…「バイオRE2」「デビル5」「MHW」などのリピート&DL販売伸びる

カプコン<9697>は、本日(8月1日)、第1四半期(4-6月)の連結を発表し、売上高179億3800万円(前年同期比4.3%増)、営業利益77億0300万円(同50.8%増)、経常利益76億9900万円(同40.2%増)、最終利益54億2000万円(同38.9%増)と大幅な増益を達成した。

同社では、大型のリピートタイトルが引き続き海外で人気が持続するとともに、好採算のダウンロード販売が拡大したことにより収益向上に貢献した、としている。

 


① デジタルコンテンツ事業
売上高は139億7700万円(同1.4%増)、営業利益77億3300万円(同34.8%増)だった。有力タイトルの投入サイクルが端境期となったことにより新作ソフトの発売が移植版タイトル等の少数にとどまったものの、前期にヒットした「バイオハザード RE:2」や「デビル メイ クライ 5」がユーザー層の拡大により続伸したほか、同じく旗艦タイトル「モンスターハンター:ワールド」も根強い人気に支えられ息が長い売行きを示した。これらのリピートタイトルが利幅の大きいダウンロード販売の伸長により利益を大きく押し上げた。


② アミューズメント施設事業
売上高27億1000万円(同13.8%増)、営業利益2億9900万円(同108.2%増)だった。「地域一番店」を旗印に各種イベントの開催やサービスデーの実施など、趣向を凝らした地域密着型の集客展開によりコアユーザーの獲得やリピーターの確保、ファミリー層の取り込みなど、客層の拡大に努めた。当該期間の出退店はなかった。


③ アミューズメント機器事業
売上高2億2500万円(同40.1%減)、営業利益1億3300万円(前年同期は1億5400万円の赤字)と黒字転換した。遊技機市場は、市況回復の足取りが鈍い環境のもと、パチスロ機部門は新機種の投入がなかったため、主にライセンスアウトによる事業展開を行った。


④ その他事業
売上高10億2500万円(同54.4%増)、営業利益6億4000万円(同55.6%増)だった。主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売を行なった。


 
■2020年3月通期

2020年3月通期は、売上高850億円(前期比15.0%減)、営業利益200億円(同10.2%増)、経常利益195億円(同7.2%増)、最終利益140億円(同11.5%増)を見込む。

 
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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