ブシロード子会社のキックスロード、女子プロレス「スターダム」を買収　世界的な女子格闘技人気の高まりを背景にスポーツ事業の伸長を目指す

ブシロード<7803>は、本日（10月17日）、連結子会社キックスロードがスターダム運営の女子プロレス事業「スターダム」を買収することを明らかにした。買収価額などは非開示で、12月1日付で取得する予定。今期の業績予想に与える影響は軽微だが、将来にわたって企業価値向上に寄与する提携であるとみているという。

同社グループは、IPディベロッパー戦略のもと、独自 IP の創出、育成と収益拡大に取り組んでおり、エンターテイメント事業とスポーツ事業を展開している。

スポーツ事業の柱である新日本プロレスは、ブシロードグループの事業リソースとプロモーションノウハウによって、2012年1月の連結子会社化以降、6期連続で過去最高の売上高及び観客動員数を達成し続けており、4月には創立以来初となるマディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク)大会をアメリカのプロレス団体 ROH と共同開催し、海外興行において過去最高である 1万6534 人を動員した。

また 2016 年8月に設立したキックスロードは ５月にキックボクシングイベント「REBELS（レベルス）」との提携と新体制を発表し、「株式会社ブシロードファイト」に12月1日付で商号を変更し、新たなスター選手の育成をテーマに掲げ、選手の発掘、育成、延いては確固たる IPとしての発展に向けて取り組んでいく。

昨今の世界的な女子プロレス、女子格闘技人気の高まりの中、スポーツ事業のさらなる伸長を目的として、今回の事業買収に至った、としている。スターダムでこれまで培ってきたブランドと同社グループの持つノウハウがシナジー効果を発揮することでさらなる事業規模･収益の拡大を目指す。