スクエニHDの出版事業、20年3月期は売上・利益とも過去最高 「マンガUP!」や電子書籍だけでなく紙媒体も好調 見逃せない成長領域に
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の出版事業が急成長を遂げている。2020年3月期の業績は、売上高が前の期比36.0%増の194億5200万円、営業利益が同75.1%増の72億5000万円となった。ゲームが注目されがちな同社だが、出版事業も見逃せない成長領域だ。
同社では、マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加したことに加えて、紙媒体での販売も好調に推移した、と説明している。
出版事業の成長は、四半期別の業績推移からもはっきりと見て取れる。四半期によって変動はあるものの、売上高・営業利益ともに右肩上がりで伸びていることが確認できる。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684