エディア<3935>は、この日(1月14日)、第3四半期(20年9~11月)の決算で、営業損失6500万円と前四半期の1500万円の黒字から再び赤字転落となったことを明らかにした。前年同期比では赤字幅が縮小した。
2020年に取得した旧日本テレネットのゲームタイトル・IPについて、海外マーケット展開を加速したほか、「チート薬師のスローライフ」のアニメ化などIP創出に向けた先行投資が発生したほか、ゲーム事業で主力タイトル『アイドルうぉーず~100人のディーバと夢見がちな僕~』の周年イベント後の反動減による損益悪化が主な要因だったという。
売上高は前四半期比で7.4%減の6億0400万円だった。ゲーム事業の減収が主な要因だったものの、事業構造の転換が進み、コミックやライトノベル、ドラマCD、グッズなど非ゲーム事業が伸びたという。
そのなかでもコミックやライトノベルとその電子書籍が好調だった。コミックやライトノベルでは『転生貴族の異世界冒険録』や『レベル1の最強賢者』『四度目は嫌な死属性魔術師』などの作品が貢献した。
グッズ関連では、「鬼滅の刃」や「GRANBLUE FANTASY」のライセンスアウトを受けて発売したグッズやイラスト集が好調だった。女性向けドラマCDオリジナルレーベル「MintLip(ミントリップ)」の『DIG-ROCK(ディグロック)』シリーズの販売も伸びたという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935