タカラトミー、第1四半期決算は営業益21億円と黒字転換 シンカリオンやリカちゃん、デュエル・マスターズ、トランスフォーマー、ポケモンメザスタ伸長
タカラトミー<7867>は、この日(8月12日)、第1四半期(21年4~6月)の連結決算を発表し、売上高350億5800万円(前四半期比30.8%増)、営業利益21億4800万円(前四半期は5億8300万円の損失)、経常利益21億4400万円(同6億5600万円の損失)、最終利益30億0900万円(同11億7400万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。
・売上高:350億5800万円(同30.8%増)
・営業利益:21億4800万円(同5億8300万円の損失)
・経常利益:21億4400万円(同6億5600万円の損失)
・最終利益:30億0900万円(同11億7400万円の損失)
『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』の関連玩具を展開し好評を博すとともに、「リカちゃん」ではドール、「もくもくジュージュー にぎやかバーベキュー」などが人気となった。
トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、発売20周年に向けて販売した商品が好調に推移したほか、「トランスフォーマー」においては海外向け輸出が北米及び欧州で伸長し好調に推移した。
「ポケットモンスター」は「モンコレ」をはじめとした関連商品が好評を博すとともに、アミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」の人気が拡大した。
小売事業、イベント事業においては外出自粛傾向による影響が長期化しているものの、前年同期と比較すると、制限を受けながらも玩具出荷の伸長が見られた。
利益面では、増収効果に加えて、プロダクトミックスの改善などにより売上総利益が伸長した。また、新型コロナウイルスの拡大状況と店頭状況を踏まえ経費コントロールを進めたことも奏功した。
また、経営資源の機動的、効率的活用及び財務体質の強化を図るため保有資産の見直しを行い、同社連結子会社であるTOMY(Hong Kong)が所有する固定資産の事務所用不動産を譲渡し、この四半期においてその譲渡益として特別利益18億8400万円を計上した。
■2022年3月通期の見通し
2022年3月通期は、売上高1550億円(前期比9.8%増)、営業利益80億円(同13.0%増)、経常利益76億円(同6.0%増)、最終利益65億円(同20.9%増)を見込む。
・売上高:1550億円(同9.8%増)
・営業利益:80億円(同13.0%増)
・経常利益:76億円(同6.0%増)
・最終利益:65億円(同20.9%増)
通期計画に対する進捗率は、売上高22.6%、営業利益26.9%、経常利益28.2%、最終利益46.3%となった。
・売上高:22.6%
・営業利益:26.9%
・経常利益:28.2%
・最終利益:46.3%
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867