サイバーステップ、マッコーリーから18億円の資金調達へ 潜在株式195万株の新株予約権を発行 「トレバ」や新規タイトルへの投資に充当

サイバーステップ<3810>は、この日(9月8日)、マッコーリー・バンク・リミテッドを割当先として、総額17億9800万円を調達する使価額修正条項付第35回・第36回新株予約権を発行すると発表した。オンラインクレーンゲーム「トレバ」における筐体の増台や海外拠点の設置に伴う設備投資やプロモーション費用などに投じるほか、「トレバ」に続く収益の柱となる新規タイトルにかかるプロモーション費用に充当していく予定だ。

発行する新株予約権は9月24日に割り当てる予定で、第35回が1万個、第36回が9500個で、合計1万9500個となる。発行総額は562万円となる。

気になるのは潜在株式数については、新株予約権1個につき100株を発行し、合計195万株となる。内訳は第35回が100万株、第36回が95万株で、当初行使価額は第35回が850円、第36回が1000円となる(9月8日終値は724円)。行使価額は当初は当初は固定だが、取締役会で修正することができるという。行使期間は2021年9月27日から2023年9月26日までとなる。

今回、ターゲット・イシュー・プログラム「TIP」を採用しており、新株式発行に際して希望する目標株価(ターゲット価格)を定め、これを行使価額として設定したそうだ。将来の株価上昇を見越し、異なる行使価額によって、段階的に新株式を発行(ターゲット・イシュー)できることを期待して設定した、としている。

行使価額は原則としてターゲット価格に固定されるが、行使期間中に株価が固定行使価額を大幅に上回って上昇した場合、逆に下回って下落した場合のために、行使価額修正に関する選択権を保有している。株価が固定行使価額を下回って推移した場合でも資金需要に応じて行使価額修正選択権を行使する可能性があるが、下限行使価額は351円に設定している。

なお、資金使途の詳細は以下のとおり。調達する18億円のうち、15億円を「トレバ」関連に充当するようだ。全体の半額を景品の仕入れに充てる。他方、新規タイトルのプロモーション費用は3億円だという。

 

 

同社は、直近で以下のような新プロジェクトを積極的に発表していた。

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サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
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