ギークス、9月中間決算は営業益138%増の6億4800万円 IT人材事業とゲーム事業が好調 『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』がスマッシュヒット
ギークス<7060>は、2021年3月期の9月中間期の連結決算を発表し、売上高26億7200万円(前年同期比98.2%増)、営業利益6億4800万円(同138.2%増)、経常利益6億5200万円(同158.9%増)、最終利益4億1900万円(同214.2%増)と大幅増収・増益を達成した。
・売上高:26億7200万円(同98.2%増)
・営業利益:6億4800万円(同138.2%増)
・経常利益:6億5200万円(同158.9%増)
・最終利益:4億1900万円(同214.2%増)
主力のIT人材事業がリモートワークの普及に対応したマッチングを行うことで業績を伸ばしたほか、ゲーム事業でも『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』がヒットするなど好調に推移した。
<IT人材事業>
売上高は8億6000万円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益は4億7500万円(同18.9%増)となった。事業環境は好調に推移した。長引くコロナ禍でリモートワークが定着化し、8割以上のITフリーランスがリモートワークを取り入れるようになり、首都圏と地方拠点のマッチングが増加するなど、既存の働き方に大きな変化がみられた。こういった環境変化に対応するため、サポート体制の拡充や企業向け広告投資の拡大、営業体制の強化等の施策を進めてきた。
<ゲーム事業>
売上高は15億9800万円(前年同期比247.5%増)、セグメント利益は3億8100万円(同912.6%増)となった。ゲーム事業では、バンダイナムコオンラインが配信する「アイドリッシュセブン」をはじめとした4本のタイトルの運営と、4本の新規タイトルの開発を行っている。
第1四半期より運営を開始したバンダイナムコエンターテインメントが配信する『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT(ヒロトラ)』のスマッシュヒットもあり、事業は好調に推移した。
なお、第2四半期において、原価回収基準で認識していた開発中の新規タイトルのうち1本が、履行義務の充足に係る進捗度の合理的な見積りが可能となったため、進捗度に基づき収益を認識している。
<x-Tech事業>
売上高は1億4200万円(前年同期比8.5%増)、セグメント損失は19万2000円(前年同期はセグメント損失53万4000円)となった。最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、主に最先端のAR(拡張現実)などの技術を活用したアプリや動画制作、スポーツ領域のデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っている。
<Seed Tech事業>
売上高は7100万円(前年同期比23.0%増)、セグメント利益は800万円(同セグメント損失300万円)となった。Seed Tech事業では、第1四半期より、前の期に設立したシードテックが本格的に営業を開始し、オンデマンド型プログラミングスクールサービスとオフショア開発受託事業を推進してきた。
■2022年3月通期の業績予想
続く2022年3月通期の業績は、売上高54億円(前期比57.5%増)、営業利益12億円(同62.5%増)、経常利益12億円(同68.1%増)、最終利益7億4000万円(同61.7%増)を見込む。従来予想から上方修正を行った。売上高が4億円、営業利益と経常利益を2億円ずつ、最終利益を1億4000万円引き上げた。
・売上高:54億円(同57.5%増)
・営業利益:12億円(同62.5%増)
・経常利益:12億円(同68.1%増)
・最終利益:7億4000万円(同61.7%増)
計画に対する進捗率は、売上高49.5%、営業利益54.0%、経常利益54.3%、最終利益56.6%となっている。
・売上高:49.5%
・営業利益:54.0%
・経常利益:54.3%
・最終利益:56.6%
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060