【インタビュー】スクエニの新規事業への取組みも講演予定…1月20・21日開催の「アニメ・ゲームサミット 2022」登壇者のコメントを紹介

DMM.comが展開するオンライン展示会プラットフォーム「DMMオンライン展示会」は、 アニメ・ゲーム業界関係者、 アニメ・ゲームビジネス検討企業向けオンライン展示会「アニメ・ゲームサミット 2022」を2022年1月20日(木)~21日(金)の期間で開催する。

現在も、来場者申し込みや無料出展の申し込みを受け付けている。



 本展示会は、アニメやゲームなどのエンタメ業界の企業に参加してもらい、新しいビジネスが生まれる場として提供されている。

昨年も開催され、その際は224社が出展し、商談数は2,000件近くまでマッチングされたという。

■アニメ・ゲームサミットでできること
1.アニメ・ゲーム業界の最新情報を一度に収集できるイベント。
効率良く情報収集を行い、 新しいビジネス創出の機会がより多く生まれる場を提供。前回224社、 今回も200社以上出展予定!

2.業界著名人によるアニメ・ゲームビジネスの今が分かるセミナー。
キャラクターを活用した商品化戦略や、 アニメ・ゲーム制作の裏側までわかる必見のセミナーが勢揃い!

3.即日で本格的な商談も可能!
気になる企業へは1クリックで簡単に名刺を送ることができ、 「ちょっと話してみたい」から「本格的な商談」までご要望に応じた交流をすることが可能。

■来場対象者
エンタメを交えた新しいビジネスの創出がテーマとなるので、様々な業界からの企業が参加予定となっている。
食品、 衣料などの商品化・企画担当者/小売の店舗販促担当者/グッズ製作・販売/マーケティング・販促担当者/広告・PR担当者/メディア関連企業/地方創生・観光・企画担当者/NFT業界関係者/海外アニメ・ゲーム企業/その他アニメ・ゲーム関係者

 また、本展示会では基調講演も予定されており、ゲームやアニメにおいてのコンテンツプロデュースを行なっているキーマンの講演も視聴可能だ。

今回、gamebizでは講演者であるスクウェア・エニックスの伊藤氏と渡辺氏にミニインタビューを実施。講演内容における意気込みや、出展背景について聞いてみた。

「ゲームのような世界を現実に!」…講演で語られるスクエニの新規事業

 株式会社スクウェア・エニックス
ライブインタラクティブワークス事業部
伊藤 一紀氏(写真右)
渡辺 優氏(写真左)

 ――:ライブインタラクティブワークス事業部について簡単に教えていただけますか。

伊藤氏(以下、伊藤):ライブインタラクティブワークス事業部はスクウェア・エニックスの新規事業部です。これまではロケーションベースのエンターテインメントを制作してきました。

ロケーションベースというのは、家庭用ゲーム機やスマートフォンアプリではなく、リアルの場所にエンターテインメントを提供するサービスという意味合いです。

これまでは「バハムートディスコ」という作品をプロデュースしたほか、部内では、ビジネス面のプロデュースに携わっています。

 ――:先日の「新すばらしきこのせかい×FIELD WALK RPG」も手掛けたのでしょうか。

 伊藤:そうですね。全体のイベント設計など、コンテンツ制作以外を手掛けています。

 渡辺氏(以下、渡辺):私は、スマートフォンアプリの制作を手掛けた後、「スペースインベーターギガマックス」という作品や、「CRYSTAL STORY」という作品などをプロデュースし、今回の「FIELD WALK RPG」では、コンテンツ制作部分のプロデュースを担当しております。

――:講演内容について概要や背景についてお教えください。

伊藤:今回は、アニメやゲームの世界を体感しながらリアルの街や施設を歩き回る「FIELD WALK RPG」を中心に講演できればと思います。

ライブインタラクティブワークス事業部の取り組みとして、『新すばらしきこのせかい』とのコラボをはじめとした、これまでの事例をお話しいたします。

「FIELD WALK RPG」は、新しい遊びのシステムだと考えておりまして、その魅力やお客様の反響、苦労した点などをお話しできればと思っています。

――:「FIELD WALK RPG」はいつ頃から展開しているのでしょうか。

渡辺:初めは2019年に、ナイトウォークをベースにした回遊型の遊びを「テーマパークEXPO」という展示会に出展したので、2年ほど前になります。

その内容をベースに、2020年には新宿公園にて、招待制で「CRYSTAL STORY」というイベントを実施しました。

その時は、ナイトウォークということで、夜だけの開催でしたが、今年の5月には、兵庫県・淡路島にて、「ドラゴンクエストアイランド」という昼でも遊べるアトラクションをオープンしました。ライブインタラクティブワークス事業部では、そちらのコンテンツ制作なども手掛けています。

私自身、元々スマートフォンゲームの開発も行なっていたので、スマートフォンを活用した遊びを、今回の「新すばらしきこのせかい×FIELD WALK RPG」では実装しています。

――:2年前からとなりますと、コロナ禍の影響も多分にあったのでは無いでしょうか。

渡辺:思いっきり逆風でしたね(笑)。そういった苦労話や工夫も講演ではお話できればと思います。感染症対策などをどのように行なったのかもお話していきます。

伊藤:ロケーションを活用となると、我々以外にも多くのステークホルダーとなる企業さんやパートナーさんもいらっしゃいます。当然、我々だけではできないことも多いです。

ですので、どのように足並みを揃えて実現していったのかなどもお話していきたいですね。

――:どういった方々に講演を聞いてもらいたいですか。

伊藤:事業の良さや遊びを広く届けたいと考えています。また、アニメ・ゲームサミットでは商業施設を持たれる企業様や自治体の方も多くご参加いただいていると聞いています。

「FIELD WALK RPG」は地域活性化の側面もありますので、そういった方々にも是非私たちの取り組みを知ってもらえたら幸いですね。

渡辺:私たちは「FIELD WALK RPG」という遊びのシステムを制作しましたが、スクウェア・エニックスの作品だけでしか提供できないという訳ではありません。

なので、様々な作品を持っており、これまでに無い形で作品の世界を表現したいと考えている企業様ともご一緒していきたいと考えています。

渋谷のイベントでは、コンテンツファンの方々にものすごく喜んでいただきました。コンテンツに対して、ロイヤリティも高まったと確信していますので、そういったお手伝いもできるのかなと思います。

 様々な企業様、自治体様に、何かしらヒントとなるような話になれば幸いです。

――:最後にメッセージをお願いします。

渡辺:ライブインタラクティブワークス事業部の理念として、「ゲームのような世界を現実に!」というものがあり、それを体現するために「FIELD WALK RPG」を手掛けています。

リアルの空間での遊びの良さや可能性を信じているので、同じ志の方に出会えたら嬉しいです。

伊藤:最近は部署としてまとまった情報を出せていなかったので、これまでの取り組みをまとめてお届けできればと思います。

今回の講演はビジネス向けの側面もあるのですが、「リアル世界でRPG体験を創った」という話は、一般の方でも興味を持ってもらえそうな内容だと思います。

「スクウェア・エニックスが面白い取り組みをやっているな」とご視聴いただければと思います。

――:ありがとうございました。

 ■アニメ・ゲームサミット2022開催概要
名称:アニメ・ゲームサミット2022
会場:オンライン上
会期:2022年1月20日11:00~1月21日18:00
URL: https://online-event.dmm.com/lp/animegame/
出展費用:無料(※一部有料プランあり)
出展申し込み締め切り:2022年1月12日
来場登録:無料
主催:DMM.com
後援:映像産業振興機構(VIPO)、日本オンラインバーチャルイベント展示会協会
協力:JY Animation Inc.