アクセル<6730>は、2月8日、第3四半期累計(2021年4月~12月)の連結決算を発表し、売上高82億4600万円(前年同期比32.2%増)、営業利益9億4900万円(同208.5%増)、経常利益9億7300万円(同112.9%増)、最終利益8億1500万円(同131.1%増)、EPS75.43円だった。
・売上高:82億4600万円(同32.2%増)
・営業利益:9億4900万円(同208.5%増)
・経常利益:9億7300万円(同112.9%増)
・最終利益:8億1500万円(同131.1%増)
・EPS:75.43円
パチンコ・パチスロ機市場は、遊技ホールの厳しい経営環境を背景に新台の購入意欲が低迷するなど厳しい市場環境が続いているが、前期では、5月に施行した改正規則附則に伴い、旧規則機の設置期限に向けた新規則機への入れ替え需要が発生した。
①LSI開発販売関連
LSI開発販売関連は既存事業であるパチンコ・パチスロ機向け製品で構成されており、売上高は同19億3500万円増(同32.5%増)となる78億8900万円、セグメント利益は同5億6600万円増(同48.9%増)となる17億2500万円となった。
主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは前年同期に対し約3.9万個増加となる35.0万個の販売になった。また、メモリモジュール製品は新規販売ベースで前年同期を上回る販売数となったほか、高単価製品の販売比率が上昇したことにより、売上高は大幅に増加した。
また、第3四半期末の同セグメントの受注残高は109億3100万円となっている。なお、半導体市況の需給ひっ迫の影響から多くのメーカーにおいて部材を積極的に確保する動きを見せており、本受注残には来期以降の販売予定分が含まれている。
②新規事業関連
新規事業関連は、組み込み機器向け製品に加え、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、組み込み機器向け及び機械学習/AI領域での売上高を中心に、売上高は同7200万円増(同25.6%増)となる3億5600万円、セグメント損失は同8500万円減(前年同期は3億9900万円の損失)となる3億1400万円となった。
■2022年3月期の見通し
続く2022年3月通期の業績については、売上高106億円(前期比17.8%増)、営業利益7億7000万円(同43.5%増)、経常利益9億3000万円(同31.8%増)、最終利益7億5000万円(同11.9%増)、EPS69.36円を見込む。
・売上高:106億円(同17.8%増)
・営業利益:7億7000万円(同43.5%増)
・経常利益:9億3000万円(同31.8%増)
・最終利益:7億5000万円(同11.9%増)
・EPS:69.36円
計画に対する進捗率は、売上高77.8%、営業利益123.2%、経常利益104.6%、最終利益108.7%となっている。
・売上高:77.8%
・営業利益:123.2%
・経常利益:104.6%
・最終利益:108.7%
会社情報
- 会社名
- 株式会社アクセル
- 設立
- 1996年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6730