カヤック、21年12月期決算は売上高43.6%増、営業益53.6%増に ハイパーカジュアルゲームとカヤックアキバスタジオでの受託事業が収益に貢献

  • カヤック<3904>は、2月14日、2021年12月期の連結決算を発表、ハイパーカジュアルゲームとカヤックアキバスタジオが期初想定を上回る推移となり、過去最高の売上高を更新した。

    売上高125億6600万円(前々期比43.6%増)
    営業利益11億4300万円(同53.6%増)
    経常利益12億6600万円(同71.0%増)
    最終利益8億2900万円(同64.2%増)

    主なサービス別の状況は以下のとおり。

    ①クライアントワーク…売上高28億4700万円(前々期比32.2%増)
    スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあった。また、同社の企画力、技術力をもとにクライアントの新製品開発を支援する領域にも進出した。

    ②ゲーム…売上高62億2500万円(同47.8%増)
    ハイパーカジュアルゲームは、2021年第3四半期に新作タイトル『Gun Sprint』および『Balloon Crusher』を正式にリリースしたものの、既存タイトルの一部にピークアウトの傾向が出てきたこともあり、ダウンロード数は直前四半期比6.5%減の5697万件となった。なお、2021年上期の世界のアプリダウンロード数ランキングは日本企業で1位となっている。また、カヤックアキバスタジオでの受託事業が拡大した。

    ③ゲームコミュニティ…売上高23億3200万円(同65.5%増)
    ウェルプレイド・ライゼストでは大型のeスポーツ大会の運営の受託案件が増収に寄与した。また、対戦形式の拡充などが追い風となり、2021年第4四半期におけるTonamelの大会開催数は直前四半期比11.7%増の3089件となった。

    ④ちいき資本主義…売上高3億2800万円(同13.4%増)
    2021年12月末時点で、SMOUTの累計登録ユーザー数は直前四半期末比8.9%増の3.42万人となり、順調に拡大した。

    ■2022年12月期は2ケタの増収増益見込む
    なお、2022年12月期の通期業績予想については、2ケタ超の増収増益となる見込み。

    売上高150億円(前期比19.4%増)
    営業利益15億円(同31.2%増)
    経常利益15億円(同18.4%増)
    最終利益10億円(同20.6%増)

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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