モバイルファクトリー、第1四半期(1~3月)決算は増収確保も営業益28.0%減に ブロックチェーン事業の広告投資が影響 ユニマでアートなどのNFTの販売も
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モバイルファクトリー<3912>は、4月22日、2022年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、新型コロナ感染症の流行の状況の改善傾向に伴い位置ゲームが増収に寄与した一方で、ブロックチェーン事業の広告投資に伴い減益となった。
売上高6億5100万円(前年同期比0.6%増)
営業利益1億2700万円(同28.0%減)
経常利益1億2700万円(同28.0%減)
最終利益8700万円(同33.1%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①モバイルゲーム事業…売上高5億5400万円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益1億6200万円(同24.1%増)
モバイルゲーム事業では、位置情報連動型ゲームである『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』および『アワメモ!(駅メモ! Our Rails)』において、コロナ禍の影響が続くなか、感染症の動向や社会情勢を注視しつつ、地方公共団体との協業による地方創生および他社IPとのコラボイベントを実施するなど、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行った。また、『アワメモ!』において「おでかけポイント」の追加開発をおこない、2022年4月からゲームを遊びながらおこづかい稼ぎができるPlay to Earn検証開始に向けた準備に取り組んだ。
②コンテンツ事業…売上高9500万円(同20.5%減)、セグメント利益5700万円(同18.1%減)
プラットフォームであるキャリア各社の方針変更により、2021年3月にフィーチャーフォン向けサービスが終了した。自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少した。③ブロックチェーン事業…売上高200万円、セグメント損益9200万円の赤字
目標に掲げている「ユニマSaaS」の利用者拡大への取り組みとして、NFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」を2022年2月にリリースし、有力クライアントの獲得に向けて営業を強化するとともに、機能拡充の追加開発を行った。また、ユニマにおいては、アートなどのNFTの販売を行った。そのほか、コンプライアンス充足のための関係各所との協議を継続しておこない、信頼性の高いサービス設計を目指して取り組んでいる。なお、QYSコインの上場に向けて関係各所との調整を開始した。
■2022年12月期の通期見通しは非開示
2022年12月期通期の連結業績見通しは非開示。主力のモバイルゲーム事業に加えてブロックチェーン事業においても、今後は大きな成長が見込まれるものの、足元では新型コロナウイルス感染症の影響の収束が見通せない中で、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912