セガサミーHD、22年3月期決算は営業益389.0%増に 遊技機とAM機器の回復が収益に貢献 「既存IPのグローバルブランド化」に注力

  • セガサミーホールディングス<6460>は、5月13日、2022年3月期の連結決算を発表、遊技機とアミューズメント(AM)機器が回復し、大幅な増収増益を達成した。

    なお、最終損益は、投資有価証券売却益を特別利益に計上したほか、繰越欠損金による課税所得の減少などが影響している。

    売上高3209億4900万円(前々期比15.6%増)
    営業利益320億4200万円(同389.0%増)
    経常利益333億4400万円(同1844.3%増)
    最終利益370億2700万円(同2806.4%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①エンタテインメントコンテンツ事業…売上高2359億3700万円(前々期比8.3%増)、経常利益368億6100万円(同32.0%増)
    コンシューマ分野は、グローバル同時発売やマルチプラットフォーム対応、リマスタータイトルの投入、サブスクリプション対応などによる、「既存IPのグローバルブランド化」に取り組んだ。フルゲームについては、新作タイトルとして、『Humankind』『ソニックカラーズ アルティメット』『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』『真・女神転生Ⅴ』『Total War: WARHAMMER III』などを発売し好調に推移したほか、リピートタイトルについても堅調に推移したことにより、販売本数は2,720万本(前期は4,177万本の販売)となった。

    F2Pについては、既存タイトル『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が好調に推移したほか、新作タイトルとして『PSO2 ニュージェネシス』『シン・クロニクル』をリリースした。

    アミューズメント機器分野は、新作タイトル『英傑大戦』などを発売したほか、UFOキャッチャーシリーズやプライズなどの販売が好調に推移した。

    映像・玩具分野は、劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」を公開したほか、映像制作や配信に伴う収入などを計上し、玩具においては「カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコンプレミアム」や「鬼滅の刃POD」などの新製品や定番製品を販売した。

    ②遊技機事業…売上高758億6800万円(同42.6%増)、経常利益102億8200万円(前々期113億3200万円の赤字)
    ラインアップの見直しなどによる「ヒットの創出」や開発効率の向上などによる「事業効率の向上」に取り組んだ。パチスロ遊技機は、過去作のリバイバルである「パチスロアラジンAクラシック」などの販売を行い、7万7000台の販売(前期は3万5000台の販売)となった。パチンコ遊技機は主力シリーズの最新作「P北斗の拳9 闘神」などの販売を行い、9万7000台の販売(前期は6万9000台の販売)となった。また、前連結会計年度に実施した構造改革効果などにより、固定費は低水準で推移した。

    ③リゾート事業…売上高86億6300万円(同37.1%増)、経常損益67億3800万円の赤字(前々期89億7900万円の赤字)
    「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、第3四半期会計期間の施設利用者数が「Go Toトラベル事業」効果を大きく取り込んだ前年同期を上回るなど、緊急事態宣言などの発出期間外において、個人客については需要の高さが見られた。一方で、東京都だけでなく宮崎県などでも約6割の日数が緊急事態宣言などの発出期間となり、施設利用者数は新型コロナウイルス感染症に伴う影響を本格的に受ける前の2020年3月期と比較して9.4%減少した。

    海外においては、持分法適用関連会社のPARADISE SEGASAMMYが運営する「パラダイスシティ」が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響などにより、2021年1月~12月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が前期比で48.5%、カジノ来場者数が前期比で56.9%となるなど、大幅な落ち込みが見られた。
    ※PARADISE SEGASAMMYは12月決算のため3ヵ月遅れで計上

    ■今期も2ケタ増収、営業増益を見込む
    2023年3月期通期の連結業績予想については、各事業分野で増収増益を計画しており、予想数字は以下のとおり。

    売上高3750億円(前期比16.8%増)
    営業利益400億円(同24.8%増)
    経常利益400億円(同20.0%増)
    最終利益280億円(同24.4%減)

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高2777億4800万円、営業利益65億5300万円、経常利益17億1500万円、最終利益12億7400万円(2018年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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