ギークス、22年3月期決算は売上・利益ともに過去最高を達成…営業益は初の10億円大台乗せ ゲーム事業は6本の運営と3本の新作開発を推進中

  • ギークス<7060>は、5月13日、2022年3月期の連結決算を発表、売上・利益ともに過去最高となり、営業利益は初の10億円の大台乗せを達成した。

    売上高53億8800万円(前々期比57.2%増)
    営業利益11億3300万円(同53.5%増)
    経常利益11億3500万円(同59.1%増)
    最終利益7億500万円(同54.1%増)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ①IT人材事業…売上高18億1400万円(前々期比比25.6%増)、セグメント利益9億9600万円(同21.0%増)
    企業側からの需要が引き続き高い中で、リモートワークによる首都圏と地方とのマッチングが増加し、ITフリーランスの新規登録者数も順調に増加した。また、企業向け広告投資の拡大やセールス・イネーブルメント強化によって、新規取引企業数が通期で大幅に伸長した。

    ②ゲーム事業…売上高31億5300万円(同95.1%増)、セグメント利益5億8400万円(同116.2%増)
    バンダイナムコオンラインが配信する『アイドリッシュセブン』やバンダイナムコエンターテインメントが配信する『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』などの6本のタイトルの運営と、3本の新規タイトルの開発を行っている。開発ラインが増加していることから、フリーランスを活用した適切なリソースコントロールに注力した。第4四半期期間においては、既存運営タイトルの海外版の運営を開始した。

    ③x-Tech事業…売上高3億400万円(同14.3%増)、セグメント利益1500万円(前期1200万円の赤字)
    最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、主に最先端のAR(拡張現実)などの技術を活用したアプリや動画制作、ゴルフなどのスポーツ領域のデジタルマーケティング支援やD2C支援を行った。

    ④Seed Tech事業…売上高1億1600万円(同12.2%増)、セグメント損益2600万円の赤字(前期1500万円の赤字)
    オンデマンド型プログラミングスクールサービスとオフショア開発受託事業を行っている。加えて、来期サービス提供開始予定の法人向けSaaS型のDX/IT人材育成サービス「ソダテク」の準備を進めた。

    ■積極的な成長投資で今期は増収減益の見通し
    2023年3月期通期の連結業績予想は、以下のとおり。中期経営計画達成に向けた仕込みの時期として位置付け、積極的な人財および開発への投資を推進するとしている。

    売上高58億円(前期比7.6%増)
    営業利益8億円(同29.4%減)
    経常利益8億円(同29.6%減)
    最終利益4億8000万円(同31.9%減)

ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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