【決算レポート】マイネット、第1四半期は『戦の海賊』『ウチ姫』など4タイトル終了の影響で減収に 第二の柱の創出に向けた新規事業への積極投資も

柴田正之 編集部記者
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マイネット<3928>の2022年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算は、仕入れタイトル数0本に対し、4本のサービス終了を行ったことで運営タイトル数が減少し、大幅な減収となった。

また、第二の柱の創出に向けて新規事業への積極投資を実施していることが大幅な減益の一因となっている。

売上高25億9500万円(前年同期比13.2%減)
営業利益5600万円(同81.4%減)
経常利益5800万円(同80.5%減)
最終利益5400万円(同76.3%減)

ゲームサービス事業は、『戦の海賊』と『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』に加え、非公開2タイトルの計4タイトルのサービスを終了し、3月末時点の運営タイトル数は28本となった。

一方で、顧客ニーズを捉えた受託スキーム導入で超大型と大型タイトルの獲得・移管に成功してきたことで受託タイトル売上が着実に増加している。

ファンタジースポーツ事業は、2022年3月に「B.LEAGUE#LIVE2021」をローンチした。また、5月には2シーズン目となる「プロ野球#LIVE2022」をローンチしている。

今後もシーズンごとのローンチと他競技への横展開を目指していくほか、相性の良いNFTとの掛け合わせも視野に、国内市場を開拓していく方針だ。

クラブDX事業では、B1リーグに所属するプロバスケットボールクラブ「滋賀レイクスターズ」の経営とJ2リーグに所属するプロサッカークラブ「FC琉球」の物販およびファンクラブの運営を展開している。

「滋賀レイクスターズ」については、データ活用による顧客体験向上、パートナー獲得、アリーナ新設などで、26-27シーズンから開幕する新B1リーグの審査基準充足を目指していくとしている。

2022年12月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高は第1四半期時点で通期予想に対する進ちょく率23.6%とわずかにビハインドとなっているが、各利益項目については25%を超過するなど順調な推移となっている。

売上高110億円(前期比4.1%増)
営業利益2億円(同65.4%減)
経常利益1億7500万円(同68.0%減)
最終利益1億2000万円(同47.7%減)

株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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